トレンドマイクロ、AIに対応したワールドワイドのプライベートデータセンタを保護

~NVIDIAの生成AI向けマイクロサービスNVIDIA NIMを活用したセキュリティソリューション

2024年6月4日

※本リリースは、2024年6月2日に米国にて発表されたプレスリリースの抄訳です。

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証プライム:4704、以下、トレンドマイクロ)は、AIを活用し、セキュリティを重視する法人組織や政府機関向けに、NVIDIAのテクノロジーを活用した新しいデータセンタ向けセキュリティソリューションのデモを台湾で開催されるCOMPUTEX 2024で紹介することをお知らせします。

具体的には、Trend Vision One – Sovereign and Private Cloud(SPC)と、NVIDIA AI Enterpriseソフトウェアプラットフォームの一部であり、クラウド、データセンタ、ワークステーション全体で生成AIの展開を高速化できるマイクロサービスNVIDIA NIMを組み合わせたものです。
※日本での提供時期は未定です。名称は仮称です。

トレンドマイクロの代表取締役社長 兼 CEOであるエバ・チェンは、次のように述べています。「業界関係者の多くはAIセキュリティの進化を述べていますが、ビジネスに必要なユースケースが必要です。NVIDIAの生成AI向けマイクロサービスNVIDIA NIMと、トレンドマイクロのデータ主権に対応した新たなソリューションTrend Vision One – Sovereign and Private Cloudの連携により、世界中の法人組織が生成 AI を採用する中でインフラストラクチャをよりセキュアなものにします」。

NVIDIAのVP of Strategic Enterprise PartnershipsであるPat Lee氏は、次のように述べています。「先進的な企業は、ソブリンプライベートクラウドを含む多様な環境に生成AIを導入することやAIアプリケーションにセキュリティを連携することの重要性を認識しています。Trend Vision One – Sovereign and Private CloudとNVIDIA NIMを組み合わせることで、法人組織は幅広いインフラストラクチャにおける顧客環境のセキュリティを強化しながら生成AIを活用できます」。

トレンドマイクロのソリューションは、オンプレミスやプライベートクラウドのデータセンタで AIを活用した生産性の大幅な向上や、ユーザエクスペリエンスを実現したいと考えている政府機関や民間の法人組織の需要に応えるものです。一方で、政府機関や民間の法人組織のこの需要は、アタックサーフェス(攻撃対象領域)を拡大するリスクもはらんでいます。

こうした組織はまた、プライバシー、主権、規制遵守の懸念を軽減するために、プライベートクラウド内に設置されたセルフホスト型の生成AIソリューションにもますます注目しています。

トレンドマイクロのサイバーセキュリティに関するLLMをTrend Vision One - Sovereign and Private Cloudからプライベート環境で提供するために、生成AIの推論に必要となるマイクロサービスであるNVIDIA NIMを活用します。それによりTrend Vision One – Sovereign and Private Cloudは、データのプライバシー、リアルタイム分析、迅速な脅威の軽減によりセキュリティの強度を高めます。この連携により、次世代の AIデータセンタの複雑さが解消され、非常に効率的な脅威検出および対応機能を実現します。

トラフィックのインラインインスペクションを回避することで、大量のデータを処理する際のCPUコンピューティング電力の消費量の増加と処理作業の遅延を防止します。これによりシームレスな操作を実現し、セキュリティとAIプロセスの両方の効率が最大化されるため、Trend Vision One – Sovereign and Private Cloudは現代のデータセンタにとって強力なソリューションとなります。

Trend Vision One – Sovereign and Private Cloudは以下とも連携しています。
・NVIDIA DOCA App Shield:アプリのプロセスに関する情報を取得しその完全性を継続的に検証することで、Trend Vision One – Sovereign and Private Cloudが悪意のある活動を検出し、軽減する能力を強化します。

・NVIDIA Morpheus:NVIDIA AI Enterpriseの一部であるフレームワークで、大量のデータをリアルタイムで分析し、脅威を迅速に検知する能力を提供するとともに、生成AIの活用によって人間が行う分析能力の効率化を実現します。

 

  • 2024年6月4日現在の情報をもとに作成したものです。今後、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
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