2023年1月6日

トレンドマイクロ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO：エバ・チェン　東証プライム：4704、以下、トレンドマイクロ）は、5G/ローカル5G環境および5G以降の高速通信規格向けにサイバーセキュリティを提供する子会社^※1「CTOne（シーティーワン）」を設立したことをお知らせします。
※1 トレンドマイクロの完全子会社である台湾トレンドマイクロの完全子会社

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トレンドマイクロ 代表取締役社長 兼 CEO エバ・チェンは次のように述べています。
「トレンドマイクロは、30年以上にわたってネットワーク変革の最前線に立ってきました。5Gの通信技術が可能にする機能・アプリケーションは、新たなサイバーセキュリティインフラを必要とします。当社の先見性と6年以上にわたる通信技術に関する研究によって、CTOneがあらゆる5Gネットワーク環境において法人組織を保護することを確信しています」。

法人組織は5G/ローカル5G環境における新たな脅威に対して効果的に対処するため、セキュリティソリューションおよびその運用の最適化を必要としています。あらかじめセキュリティを組み込むことでCTOneは、通信技術（CT：Communication Technologies）、IT、OTのような異なる技術をベースに複雑に構成されている業界特有のアプリケーション環境のデジタルレジリエンス（強靭性）を強化し、5Gネットワーク環境におけるアプリケーションの安全な実行と、ネットワークからエンドポイントまでの包括的なセキュリティ保護を提供します。

高速大容量、高信頼・低遅延、多数同時接続といった5Gの特長により、昨今では多くの法人組織でプライベート5Gの利用検討が進められています。Grand Viewの調査レポート^※2によると、全世界において2021年のプライベート5Gの市場規模は13億8,000万米ドルと評価されており、2022年から2030年にかけて年平均成長率（CAGR）49.0%で拡大すると予想されています。一般的に5Gは、最も安全な無線通信規格と見なされています。一方で、「広く利用されているオープンRAN^※3構成」、「急増するクラウドネットワーク」、「オープンソースソフトウェア」、「多様なIoT デバイス」により、5G/ローカル5G環境はこれまで以上に多くのサイバーセキュリティの脅威に直面しています。
※2 Private 5G Network Market Size, Share & Trends Analysis Report By Component (Hardware, Software, Services), By Frequency (Sub-6 GHz, mmWave), By Spectrum, By Vertical, By Region, And Segment Forecasts, 2022 – 2030, Grand View Research
※3 Open Radio Access：無線基地局の仕様を公開かつ標準化することで、異なるベンダの機器やシステム間で相互接続を可能とする無線アクセスネットワークのこと

CTOneのCEOであるJason Huang（ジェイソン・ファン）は次のように述べています。
「今日の安全性は、明日の安全性を保障することにはなりません。通信技術市場が活性化している昨今において、法人組織のビジネスオペレーションは一層複雑なリスクにさらされています。CTOneは、潜在的なサイバーセキュリティの脅威から5G/ローカル5G環境を保護し、高品質な業界特有のアプリケーションのエコシステム構築を可能とします。将来的には、パートナーと協力することで包括的なセキュリティソリューションを提供し、5G/ローカル5Gのメリットを最大化します」。

5G/ローカル5G環境のエンドツーエンドセキュリティソリューションに加え、CTOneはO-RAN^※4仕様の機器およびエッジコンピューティング向けのセキュリティソリューションも開発しており、法人組織が関連技術を導入する際のサイバーリスクの軽減を支援します。
※4 O-RAN ALLIANCE：高速通信規格に関する国際的な業界団体

• 本リリースに記載された内容は2023年1月6日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
  
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