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家庭内ネットワークに繋がるスマート家電の安全性を診断する無料アプリ
「スマートホームスキャナー™」を提供開始
~スマート家電が持つ脆弱性や設定不備をスマホで診断~
2020年3月2日
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、家庭内ネットワークに繋がるスマート家電の安全性を診断する無料アプリ「スマートホームスキャナー」をiOSユーザ、Androidユーザ向けに2020年3月2日より提供開始します。
昨今、スマートテレビ、スマートスピーカー、Webカメラなど、家庭内ネットワークに繋がるスマート家電が増加する一方で、脆弱性や設定不備があるスマート家電への攻撃が危惧されています。トレンドマイクロの調査では、日本国内の10.0%の家庭で家庭内ネットワークに脆弱性があるデバイスが繋がっていることが分かりました※1。
※1 日本国内で当社製品を利用している世帯を対象とした、2019年8月~2020年2月の調査。調査結果のパーセンテージは、小数点以下第二位を四捨五入した数値です。
スマート家電にマルウェアを感染させボット化する「Mirai(ミライ)」や「Satori(サトリ)」は、スマート家電が持つUPnPの脆弱性などを利用し、スマート家電をスパムメールの送信といったサイバー攻撃の踏み台にする恐れがあります。他にも、スマート家電で採用されているUnix系OSのシェルBashの脆弱性 Shellshock を利用して仮想通貨の発掘などを行う「Bashlite(バッシュライト)」など、家庭内ネットワークに繋がるスマート家電の脆弱性を悪用する複数のマルウェアをトレンドマイクロでは確認しています。
スマートホームスキャナーは、「脆弱性チェック機能」と「オープンポートチェック機能」をスマホから利用できます。「Mirai」を始めとするマルウェアの感染に利用される脆弱性の有無、ポート開放等の有無を診断できます。これらの機能を利用することで、家庭内のスマート家電がサイバー攻撃を受けるリスクを可視化し、修正プログラムの適用や設定の変更など必要な対策を講じることができます。
図1:スマートホームスキャナーの脆弱性やオープンポートチェックの診断画面
スマートホームスキャナーは、App Store、Google Playからダウンロードできます。
詳細は以下をご覧ください。
スマートホームスキャナー
「スマートホームスキャナー」機能一覧
機能 | 説明 |
---|---|
脆弱性チェック機能 | ルータやWebカメラを不正操作される危険性のある脆弱性やスマート家電で採用されることの多いOSであるLinuxやAndroidの脆弱性を診断します。 |
オープンポートチェック機能 | 「Mirai」や「Satori」等のスマート家電を狙うマルウェアが悪用するポートが開放されていないかを診断し、危険性を表示します。 |
※ 本アプリでスキャン対象とするネットワークは家庭内ネットワークに限ります。
※ 本アプリのご利用にはインターネット接続が必要です。
本リリースに記載された内容は2020年3月2日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
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