トレンドマイクロ、ユーザのデジタルライフを保護するセキュリティソリューション
「Trend Micro Consumer Connect」を通信事業者向けに提供

2019年2月25日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、通信事業者が、自社の通信網を利用するユーザを脅威から保護するための包括的なセキュリティソリューション「Trend Micro Consumer Connect(以下、TMCC)」を発表します。TMCCは、既知または未知の脅威※1からユーザのデジタルライフ全体を保護します。TMCCは通信事業者に、高い拡張性、導入や展開の簡便性、競争上の優位性を提供します。
※1 全ての未知の脅威に対応するものではありません。

IoT(Internet of Things)の導入を促す5G通信の普及が加速する一方で、国内では総務省が主導となり、サイバー攻撃に悪用されるおそれのある機器の調査と利用者への注意喚起を行う取組みが行われる※2など、セキュリティ上の対策の重要度も増しています。加えて、当社の2019年の脅威予測※3においては、記録的なDDoS攻撃を行った「Mirai」の様に、攻撃者がルータを含むホームデバイスを乗っ取りボットネット化する活動を活発化させることで、2019年は「IoTワーム戦争」が勃発すると予測しています。このような中で通信事業者は、自社の通信網を利用するユーザをいかに脅威から保護するかという課題に直面しています。
※2 NOTICEについて
※3 トレンドマイクロ「2019年 セキュリティ脅威予測」


トレンドマイクロの取締役副社長 大三川 彰彦は、次のように述べています。「スマートホームデバイスの出荷台数は、2022年までに13億台に達すると予想されている一方で※4、設計段階のセキュリティ上の欠陥や安全性を考慮しないデバイスの存在は、乗っ取りやDDoS攻撃への悪用、情報漏えい、その他の攻撃を行う攻撃者にとって有利に働いてしまいます。当社の新しいセキュリティソリューションは、通信事業者が自社のユーザを侵入者から保護することを支援します。これは、ユーザや高い柔軟性及び最適化可能なソリュ―ションにより競争力を高めようとする通信事業者にとって価値あるものになるでしょう」。
※4 IDC News Release, All Categories of Smart Home Devices Forecast to Deliver Double-Digit Growth Through 2022, 1 October 2018

TMCCは、当社のグローバルスレットインテリジェンスである「Trend Micro Smart Protection Network」を利用したエンドポイント保護、ネットワーク防御、データセキュリティ機能を組み合わせて提供します。ユーザ向けのスマートフォン用のアプリは、ユーザが保有するデバイスの保護状況を可視化して管理する機能を提供します。
TMCCは、ランサムウェア、ゼロデイ攻撃、情報の窃取を狙うトロイの木馬、マイニングマルウェア、その他インターネット上の脅威から、スマートホームデバイスやPC・スマートフォンといったIoTデバイスを保護します。当社はTMCCを通して、パートナー企業に以下を提供します。

・セキュリティ機能:
ユーザが利用するデバイスを保護するための、エンドポイント保護、ネットワーク防御、データセキュリティ機能を提供します。

・サポートサービス:
パートナー企業が自社のユーザにサポートサービスを提供するためのツールを提供します。

・マネジメントプラットフォーム:
パートナー企業が、ユーザの状況を把握するためのセキュリティダッシュボードを提供します。

・その他の支援ツール・サービス:
販促ツールやトレーニングサービスなど、パートナー企業がセキュリティサービスを提供する際の支援を行います。

なお、当社は2019年2月25日~28日にスペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress(MWC)」にて、TMCCを出展いたします。
 
TMCCの詳細は、こちらのサイトをご確認ください。

◆図:TMCC提供イメージ図(脆弱性保護機能を利用する場合):

 

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