トレンドマイクロが3年に渡る法執行機関への捜査協力

~不正なウイルス検索サービス「Scan4You」提供者の有罪判決に貢献~

2018年6月22日

※ 本リリースは、2018年5月15日に米国にて発表されたプレスリリースの抄訳です

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、東証一部:4704 以下、トレンドマイクロ)は、不正なウイルス検索サービス「Scan4You」に関連する人物を特定、逮捕、摘発するためにFBIへ捜査協力を行ったことを発表します。Jurijs Martisevsは2018年3月に罪を認め、また裁判の結果Ruslans Bondarsが有罪判決となりました。トレンドマイクロのリサーチャーとFBIの協同での捜査連携により、容疑者の逮捕ならびに有罪判決に結び付きました。

「Scan4You」は、サイバー犯罪者が攻撃の成功確率を高める目的で、自身が作成した不正プログラムが30以上のセキュリティソフトに検知されないかを確認できる不正なウイルス検索サービスです。

トレンドマイクロは、2012年に本件に関するリサーチを開始し、FBIへ密接に協力しました。「Scan4You」は、容疑者2名が2017年5月に逮捕されたことによりサービスを停止しました。

トレンドマイクロのチーフサイバーセキュリティオフィサーであるエド・カブレラは以下のように述べています。「サイバー犯罪との闘いにおける先駆者として、法執行機関へサイバー犯罪の捜査協力を行うことは当社の誇りです。本件に関して、FBIがこの悪名高い不正なウイルス検索サービス「Scan4You」を摘発するにあたり、トレンドマイクロのグローバルスレットインテリジェンスネットワークとリサーチチームは重要な役割を果たしました。本件は、数多くのサイバー犯罪者の活動を妨げると同時に、そのような活動には深刻な結果が伴うということを証明するもので、サイバー犯罪に大打撃を与えるものといえます。トレンドマイクロは、法執行機関に引き続き協力することで、安全な繋がる世界の実現を目指します」。

トレンドマイクロには、捜査協力における世界中の法執行機関との長年の実績があります。今日まで、インターポール、ユーロポール、イギリスのNational Crime Agencyなど世界各地で約20件のサイバー犯罪の捜査に協力しています。

最近では、NCAへの長年にわたる協力が、不正なウイルス検索サービス「reFUD.me」の運営者に対する有罪判決に結び付きました。

不正なウイルス検索サービス「Scan4You」に関するトレンドマイクロの法執行機関への捜査協力の詳細はこちらをご覧ください。
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