トレンドマイクロとユビキタス、IoT向けセキュリティソリューションの共同開発に合意

~IoTデバイス/クラウドプラットフォームの安全利用を推進~

2015年11月16日

トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:エバ・チェン、東証一部:4704 以下、トレンドマイクロ)と株式会社ユビキタス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、JASDAQ:3858 以下、ユビキタス)は、IoT(Internet of Things)分野におけるセキュリティソリューションを共同開発することに合意しました。具体的には、以下の3分野における協業を開始します。

① IoT関連の管理装置に組み込む「セキュリティソリューションのソフトウェア開発キット(SDK:Software Development Kit)」の共同開発
② セキュアなIoTクラウドプラットフォームの実現 
③ 自動車向けセキュリティの共同研究

◆IoT関連の管理装置に組み込む「セキュリティソリューションのSDK」の共同開発
スマートテレビやエアコン、給湯器といった住宅設備機器など家庭内のIoTデバイスを家の外から遠隔操作する際や、家庭内の電力使用状況を把握する際に必要な管理装置(ホームゲートウェイ)に組み込むセキュリティソリューションを共同開発します。具体的には、ユビキタスの提供するIoTデバイスと管理装置が通信するためのスマートホーム関連技術と、トレンドマイクロのIoTデバイスを保護するセキュリティ技術「Trend Micro Smart Home Network™」を組み合わせて、管理装置を製造、提供する事業者にSDKとして提供します。事業者は本SDKを利用することで、家庭内のIoTデバイスに対する脆弱性を悪用する攻撃やウイルスの感染から防ぐ機能を管理装置に実装できます。共同開発の第一弾として、本SDKを利用し開発した管理装置を2016年1月に米国ラスベガスで開催されるCES (Consumer Electronics Show)期間中に、トレンドマイクロの特設ブースで参考展示します。

◆セキュアなIoTクラウドプラットフォームの実現
ユビキタスが提供するIoTクラウドプラットフォーム「dalchymia(ダルキュミア)」に、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security™」を導入し、「dalchymia」サービスのAPIとして利用できる環境を構築します。これにより、外部からの不正アクセスや脆弱性を悪用する攻撃を防ぎ、セキュアなIoTクラウドプラットフォームの提供を実現します。また、前出のIoT関連の管理装置とIoTクラウドプラットフォームを連携させることで、短期間で安全なIoT環境を実現します。

◆自動車向けセキュリティの共同研究
次世代自動車に求められるセキュリティ技術とそれを活用したセキュリティソリューションの共同研究を行います。

IoT時代の本格到来を迎え、サイバーセキュリティの脅威が懸念されています。
このような環境の中、IoTデバイス/クラウドプラットフォームの安全な利活用を実現するセキュリティソリューションの提供が重要となっています。今回の協業を機に、今後両社はIoTデバイス、IoTクラウドプラットフォームに加えて、IoT環境における安全な通信やデータの保護の実現に取り組んでまいります。

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