第55回SMILE PROJECTレポート

■社会福祉法人福光会子どもの園について

作業開始前、こどもたちが遊びだす前に大人の時間。園長先生から施設の成り立ちについてお話しいただきました。子どもの園は戦後横浜で開設された施設で、当時は戦争孤児のこどもをお預かりしていたとのこと。その後いまから40年ほど前に茅ヶ崎に越してこられ、現在は40名ほどのこどもたちが暮らしています。最近の児童養護施設では通いの職員も多くいらっしゃるのに対し、住み込みでこどもたちと暮らしている先生がたくさんおられるそうです。ともすれば難しいお年頃の中学生高校生の子もたくさん作業に参加してくれて、そんなところからも日頃の先生方の愛情を垣間見ることができました。

■こどもたちと一緒に活動開始！

今回の活動で私たち社員が一番うれしかったのは、こどもたちがいっぱい一緒に遊んでくれたことです。必要なネジなどの材料をみんなで数えたり、本格的なドリルで遊具を組み立てたり、みんなでペンキを塗ったり。

みんな本当に元気！最年少の幼稚園児さんから高校生までみんなどんどん作業を進めてくれます。

作業をしながらワイワイとたくさん遊ぶこともできました。

小休憩でお昼タイム

だんだんと形になっていく遊具。みんな待ちきれず作ったそばから遊びだしちゃった。

みんなで作り上げた遊具です！遊具のオープニングセレモニー

バーベキューでお祝い

クロージングセレモニー

■活動を通じて

今回執筆を担当の私自身の児童養護施設での活動参加は4回目、3園目となります。
 
どの園を訪問しても必ず先生方からお話しいただくのが、「問題があるのはこどもたちでなく、周りを取り巻く環境や大人です」という話です。ほんとうにそうだと思います。語弊を恐れずに言うと、園にいるこども達はみんな、家の近所に住んでいる子であったり、自分のこどもの友達であったり、甥っ子や姪っ子であったりとなんら変わらない、かわいいこどもたちなんですよね。
 
こどもたちからは毎回、大きなパワーをもらって帰っています。
 
トレンドマイクロでは東北や災害被災地、また児童養護施設へのボランティアを継続的におこなっていますが、こうした活動がボランティア活動の芽になっていけばいいなと思っています。私自身もなかなか芽の状態から脱せずにいますが、いつか葉となれるよう、少しずつ活動を続けたいです。
 
次いつ行けるかわからないのに、ついつい最後「またね」って言っちゃった。

パワーと笑顔をプレゼントしてくれたこどもたち、子どもの園の先生方、そしてプレイグラウンド・オブ・ホープの皆様！本当にありがとうございます！

活動年月日：2022年6月11日（土）