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- 第39回SMILE PROJECTレポート
第39回Smile Projectは昨年の第36回に引き続き、九州北部豪雨災害復旧ボランティアとして福岡・大分へ向かいました。
レポートはパートナービジネスSE部の加藤祐司が報告致します。
■明るく積極的なメンバー17名
約1/3は昨年も参加したメンバー、2/3は今回初めて福岡・大分地区ボランティアの参加メンバーとなりました。全国から部署や業務内容もそれぞれ違うメンバーですが、全員が自ら積極的に行動出来る素晴らしいメンバーでした。
【1日目】
■大分県日田市小野地区
私は初めてこちらの地区を訪れましたが、現地へ向かう途中に大きく崩れた崖を目の当たりにし、昨年の土砂崩れの大きさを初めて知りました。
九州は前日から記録的な豪雨に見舞われており、土砂崩れや床上浸水の被害も出ておりました。当日も非常に雨が多く、住民の一部の方も公民館へ自主避難されていたこともあり、ボランティアセンターの建物の周りの崩れた土砂を片づける作業を実施しました。
■1日目活動:土砂の除去作業
前日の記録的な豪雨でボランティアセンターの周りも土砂崩れが起きており、新たに本部となる建物回りにもたれ掛かっている土砂を除去して土のう袋に詰めて崩れた部分の下から積むという作業を実施しました。
溝が機能するまで泥を掘り、土のう袋に詰めて、傾斜にひたすら積む作業…。
草刈り機も使って周囲も整備しました。
作業前と比較すると…溝が復活し、機能するようになりました!
土砂と建物の間に隙間ができたことで、建物側面に土砂が流れ込むリスクが減りました。
【2日目】
■福岡県朝倉市杷木地区
こちらの地区は昨年(2017年)の九州豪雨で土砂崩れや濁流で家が飲み込まれたり、道路の決壊により甚大な被害が発生した地区となります。
約1年が経過したことで主要道路や建物の修復は進んでおりますが、私有地や小道についてはまだ流木があったり土に埋もれていたりと復興半ばであることを感じさせられました。
■2日目活動:土砂の除去作業と流木の撤去作業
午前は2チームに分けて作業し、午後はチーム一丸となり残作業を実施しました。
■チーム①:流木の撤去作業
小道や私有地、畑にはまだまだ流木も残されており、撤去作業を実施しました。
散乱している流木を…道路側に寄せて…
軽トラックに載せて処分場へ運んでいきます。綺麗に片付きました!
■チーム②:道路上の土砂の除去作業
以前は道路だった場所に流れ込んだ土砂を軽トラックに載せて運び出す作業を行いました。
これが最もパワーと持久力が必要な作業!!
皆汗だくになりながら何度も往復する軽トラックへ載せて運び出しました。
道路が復活し、畑に散乱していた流木も軽トラックに載せて運び出すことができました。
■1年経っても、被害の甚大さを知りました
土砂や流木を処分所へ運ぶ途中、人工で整理された川沿いを走りました。この石袋をひとつひとつ積み上げたことを考えると、大変な作業と時間が掛かったことが分かります。
また、処分所も既に大量の土砂が固められており、自分たちが運んだ量と作業がとても小さく感じました。
■ボランティアセンターの方々の温かいご支援
1日目はひちくボランティアセンター様、2日目は杷木復興支援ベースの皆様のお世話になり活動を行わせて頂きました。
皆仕事の休日を使って活動していたり、家族で運営していたりと地域を愛し、1日でも早く復興したいと願って積極的に活動をされておりました。2日目は晴れていて非常に暑い日でしたので、休憩時間にはかき氷や水を配って頂き熱中症や怪我人無く活動を行うご支援を頂きました。このようなご支援があったからこそ、1年で主要道路や住宅の多くの復旧が進んだという事を感じました。
■最後に
今回のボランティアは2日間となりましたが、いかに多くの方が長い間を費やして復興活動をされており、地域の方々に笑顔を届けているのかという事を痛感しました。
私は復興ボランティアは初めての参加となりましたが、『継続して行うことで力になれるという事』『現地の状況や災害の怖さ』を実感しました。
今回、温かく迎えてくださったボランティアセンターの方々、貴重な機会を提供してくださった関係者の方々、そして、共に本プロジェクトに参加した同僚、事務局の皆様に深く御礼申し上げます。
活動年月日:2018年6月30日(土)~7月1日(日)