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- 第50回SMILE PROJECTレポート
2020年10月29日に実施した第50回 SMILE PROJECTは神奈川県藤沢市の「聖園子供の家」にて活動を実施しました。参加社員21名の活動の様子をジェネラルビジネスSE部星野がレポートいたします。
◆今回の活動内容
今回は遊具の組み立てを行い、子供たちが安全に自由に遊べるスペースを作ります。私たちトレンドマイクロ社員だけでは遊具の組み立てが難しいため、特定非営利活動法人「プレイグラウンド・オブ・ホープ」様の協力のもと実施しました。遊具は橋やすべり台、雲梯など多くの遊び場があるため、遊び方の想像を膨らませられる遊具になるよう作っていきます。
骨組みの状態から組み上げていきます。
◆聖園子供の家とは
藤沢市にある児童養護施設聖園子供の家は、元米軍のゴルフ場の跡地にあるとても広く自然豊かな場所にあります。昔は160名以上の子供たちがおり、現在は53名の子供たちが生活をしています。
園長さんの話によると、みな素直なよい子供たちとのこと。18歳になると卒園となりますが、その後の連絡が取れない子もおり、心配しているとも話しがありました。
◆作業開始
当日は快晴で気温もぐんぐん上がりますが、マスクはしっかりつけたまま作業します。組み立てるパーツの1つ1つが大きく、また部品数も多いため、チームごとに役割分担して作業を行っていきます。子供たちがどのように遊んでくれるのか楽しみです。
子供たちが安全に遊べるよう、テキパキとパーツを作っていきます。
◆お昼は外で
お昼は外で食べる人と建物の中で食べる人で半々に。指示があったわけではないものの、みなソーシャルディスタンスを意識して動きます。昼食後は、「プレイグラウンド・オブ・ホープ」のマイケルさんから活動、および園長さんから聖園子供の家の成り立ちなど、みな真剣に聞いていました。私自身も初めて聞く話が多く、大人だけではなく子供も外出自粛などの影響を受けてのストレスを抱えており、この活動によって少しでもその助けになるなら…と感じました。
園長さんからの話を皆熱心に聞いています。
◆作業再開
午後は本体に作ったパーツを組み合わせる作業のため、重いパーツの取り付けや位置合わせに苦労したりしましたが、臨機応変に対応しながら進めます。夕方、学校から帰ってくる子供たちが驚く姿をゆっくり想像したいところですが、完成までの時間が限られているのでどんどんと組み上げていきます。
大型のパーツが多いため、複数人で協力しながら確認して取り付けていきます。
周りでは安全に遊べるための柵や芝生の整備なども並行して実施します。
◆そして完成へ
子供たちが学校から帰ってくる時間に近づくと、徐々に片付けが始まります。一部メンバーは引き続き電動工具片手に完成目指して組み立てていきます。
完成に近づいてきました。
◆子供たちと新しい遊び場
日が少し落ち始めたころ、子供たちが学校から戻ってきました。私の担当箇所では最後にパーツが見つからずに子供たちを待たせてしまい申し訳なかったのですが、子供たちが一斉に遊具に走っていく姿を見ると、単なる杞憂だったのかもしれません。子供たちが楽しく遊ぶ姿は疲れを吹き飛ばしてくれます。しかも大人の私たちが想像できない遊び方を始めるので、やはり子供の遊ぶ力は天才だなというところを目の前で見せつけられました。
子供たちと一緒に遊びたいところですが、ソーシャルディスタンスを維持するために、今回は遠くから見守ります。
◆作業終了
ひと段落したところで、子供たちからお礼のメッセージと寄せ書きをいただきました。子供たちにとっては、今日は短い遊び時間でしたが、今後新しい遊びを想像しなから使ってくれることに違いないでしょう。子供たちがいなくなった後、こっそりとハロウィンの装飾をつけて楽しみを一つ増やしました。
受け取った寄せ書きとハロウィンの飾りつけ
◆活動を終えて
今回の活動中、子供たちが置かれている境遇、その後についても色々と悩みがあることを知りました。それらの一つでも解消に導けることを思いながら参加していました。自分のできることを無償で提供し、それが人の役に立つ。そんな単純なことではありますが、どれだけできているのか改めて振り返ると、なかなかやる機会も少ないのではないでしょうか。自分もその一人であったとSMILE PROJECTを通じて得た経験から、改めて感じています。
活動年月日:2020年10月29(木)