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- VDI環境向けDSVA後継製品のご紹介
DSVAのEOLに伴う
VDI環境を保護するためにDSVAをご活用いただいている場合の後継製品は、オンプレミス版のTrend Micro Apex One™(以下、Apex One)です。
Apex Oneはエンドポイントに対して複数のセキュリティ機能を提供する製品です。
管理マネージャをトレンドマイクロが運用するSaaS型と、お客様側で管理マネージャを運用していただくオンプレミス版をご用意しておりますが、DSVAの後継製品としてご利用いただく場合はオンプレミス版をご利用ください。
以下にDSVAの後継製品としてApex Oneをご利用いただく際に必要なライセンスや特に注意が必要な留意点をまとめました。
VDI環境の特性上、赤枠で囲んだオンプレミス版のApex Oneへの切り替えを強く推奨しますが、やむを得ない事情でSaaS版のTrend Micro Apex One SaaSをご利用いただく場合は、備考欄に記載した留意点をご理解ください。
オンプレミス版のApex Oneをご利用いただく際に、DSVAと比較すると以下のような留意点がありますので、ご注意ください。
<留意点①>
ウイルス検索時、各仮想マシンごとにリソースを消費するため、ハードウェアのパフォーマンスに影響が生じる。
<対処方法①>
VDIオプション機能を併用する。
<留意点②>
仮想マシンの初期化(リフレッシュ)によってパターンファイルがマスターの状態に戻るため、仮想マシンの展開時に都度パターンアップデートが必要になる。
<対処方法②>
14日以内にマスターイメージを最新のパターンファイルにアップデートする。
または、1台当たりのフルパターンファイルアップデートが問題なくできるネットワーク帯域を確保する。
<留意点③>
新たに払い出された仮想マシンは管理サーバ側から新たなクライアントとみなされるため、管理コンソール上にクライアントのエントリが増加し続ける。
<対処方法③>
オフラインクライアントの保存期間を短く設定することで対処する。
<留意点④>
削除された仮想マシンのエントリが管理コンソールから削除された場合、当該クライアントの各種検知ログが閲覧できなくなる。
<対処方法④>
ウイルス対策機能のみを使う場合:管理者へのメール通知を実行、結果を保存して対処する。
または、挙動監視や機械学習型検索などの複数機能を使う場合: メール通知はできないためTrend Micro Control Manager(TMCM)を導入し、syslog出力を行う。
VDI環境のウイルス対策を最適化するエンドポイント製品向けのオプション機能です。
詳細はこちらをご確認ください。
DSVAがエージェントレス型なのに対して、オンプレミス版のApex Oneは保護対象のVDI端末にAgentを導入するAgent型のセキュリティ製品です。後継製品への切り替えにあたり、Agentの導入作業が必要になりますので、ご注意ください。
エージェントレス型(DSVA)とエージェント型(オンプレミス版Apex One)のイメージ
ご提供できるセキュリティ機能の違いについては以下の比較表をご確認ください。
※上記の比較表は、Windows 10/Windows Server 2019を保護する場合の比較です。
オンプレミス版のApex Oneをご利用いただくためには保護対象にAgentをご導入いただく必要があります。
オンプレミス版のApex Oneへの切り替えにむけたシステム要件などの情報はこちらをご確認ください。
オンプレミス版のApex Oneは以下2つのライセンスをご用意しています。
①ウイルスバスター Corp. Plus
②Client/Server Suite Premium
オンプレミス版のApex One SaaSのライセンスについて、詳細はこちらをご確認ください。
なお、VDI環境を保護する場合には、ウイルス対策を最適化するエンドポイント製品向けのオプション機能(VDIオプション)が必要ですが、このオプション機能は上記の①②のライセンスをご購入いただけば追加費用なしにご利用いただけます。
また、VDI環境でEDR/XDR機能のご利用をご希望の場合には、オンプレミス版のApex Oneのライセンス以外にTSSL XDR:Endpoint andServerというEDR/XDR用のライセンスを追加でご購入いただく必要があります。
詳細はこちらをご確認ください。
本件に関してご不明な点がございましたら、以下の窓口へお問い合せください。
なお、製品の技術や仕様に関しては、弊社サポートセンターまでお問合せください。