- About Trend Micro
- お知らせ
- Windows Server 2003 サポート終了後のサーバセキュリティ対策
どうしても移行が間に合わないWindows Server 2003を安全に使い続けるためには、サポート終了に伴うセキュリティリスクを理解し、適切なセキュリティ対策を施すことが重要です。
2017年3月24日
日本マイクロソフト株式会社(以下マイクロソフト)によるWindows Server 2003のサポートが2015年7月15日に終了しました。セキュリティ対策の観点から、トレンドマイクロではサポート終了したサーバOSは新しいOSへ切り替えることを推奨しています。しかし、まだ移行が難しいWindows Server 2003サーバに対しては、新しいOSへ移行するまでの間の暫定的なサーバセキュリティ対策として下記ソリューションを提供しています。
サポート終了によって、それまでと何が変わるのでしょうか。サポートが終了したOSをそのままの状態で使い続けた場合のリスクをご紹介します。
サポートが終了したOSに対しては、マイクロソフトから更新プログラムが提供されなくなります。このため、サポート終了後に新たに脆弱性が発見された場合、その脆弱性を利用した攻撃からサーバを保護することが出来なくなります。
Windows Server 2003にインストールされた、マイクロソフトから提供されているミドルウェア・ソフトウェアの動作もサポートされなくなり、最新バージョンに移行できなくなります。Windows Server 2003をそのままの状態で使い続けることで、ミドルウェア・ソフトウェアの脆弱性対策も出来なくなります。
例:Internet Explorerをバージョン11にアップデートするには、Windows Server 2008以降のOSが必要
Trend Micro Deep Security™(以下、Deep Security)の仮想パッチ機能により脆弱性を保護することで、サポート終了後もWindows Server 2003を延命利用する際のセキュリティリスクを低減します。
「仮想パッチ」とは、脆弱性を狙う攻撃コードをネットワークレベルでブロックする機能です。仮想パッチはサーバを停止、再起動せずに適用することができます。Webサーバなど、インターネットに繋がっているサーバのセキュリティ対策に推奨しています。
仮想パッチによる脆弱性対策は、マイクロソフトのOSサポート期間には依存しません。トレンドマイクロはDeep SecurityのWindows Server 2003上での動作を2017年12月31日までサポートします。
Trend Micro Safe Lock™(以下、Safe Lock)を導入し、システムを特定用途化(ロックダウン)することでWindows Server 2003を延命利用する際のセキュリティリスクを低減します。
Safe Lockはパターンファイルを必要としないため、特にパターンファイル更新の運用が困難なクローズド環境などで利用するサーバや、CPUやメモリなどの空きシステムリソースが少ないサーバへの導入に適しています。
トレンドマイクロはSafe Lock 2.0のWindows Server 2003上での動作を少なくとも2019年1月31日までサポートします。
各製品における、Windows Server 2003のサポート対応状況については、以下のページをご確認ください。
また、Windows 2003 Serverでのご利用有無にかかわらず、各製品バージョンのサポート期間は以下のページでご案内している期間となります。
Trend Micro Deep Security(以下Deep Security)の仮想パッチで脆弱性を保護することでWindows Server 2003を延命利用する際のセキュリティリスクを低減します。
仮想パッチによる脆弱性対策は、マイクロソフトのOSのサポート期間には依存しません。トレンドマイクロはDeep SecurityのWindows Server 2003上での動作を2017年12月31日までサポートします。
「仮想パッチ」とは、脆弱性を狙う攻撃コードをネットワークレベルでブロックする機能です。正規パッチが適用されているのと同じ状態を仮想的に作り出すことから「仮想パッチ」と呼ばれています。
例えるならば、傷口に貼る絆創膏(バンソウコウ)をイメージしてください。人は怪我をしたときに、バイ菌の侵入を防ぐために、傷口が治るまでは、絆創膏を貼ります。これをクライアントやサーバに置き換えると、傷口が脆弱性で、バイ菌の侵入が脆弱性への攻撃です。「仮想パッチ」(絆創膏)は、脆弱性(傷口)への攻撃(バイ菌の侵入)を防ぐことができます。
この仮想パッチはDeep Security の機能として提供され、Apache、BIND、Microsoft SQL、Oracle等100以上のアプリケーションに対応しています。
Trend Micro Safe Lock™(以下、Safe Lock)を導入し、システムを特定用途化(ロックダウン)することでWindows Server 2003を延命利用する際のセキュリティリスクを低減します。
Safe Lockは、脆弱性を利用した攻撃を防ぐ機能により、不正侵入や不正実行を防止します。また、予め登録されていない実行ファイル(exe,dllなど)の起動を防止することで、脆弱性攻撃や未知の脅威※1からサーバを多層的に守ります。パターンファイルを利用しない※2ため、パターンファイル更新の運用が困難なクローズド環境などで利用するサーバへの導入に適しています。
また、大容量のパターンファイルの読み込みや負荷のかかるウイルス検索などを行わないため、CPUやメモリなどの空きシステムリソースが少ないサーバへの導入に適しています。
トレンドマイクロはSafe Lock 2.0のWindows Server 2003上での動作を少なくとも2019年1月31日までサポートします。
ご注意:
本ページに掲載されているソリューションに関しては下記よりお問い合わせください。