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トレンドマイクロ、インターポールと連携し、
東南アジアの法執行機関向けにマルウェア解析トレーニングを実施
2023年8月2日
トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、国際刑事警察機構(インターポール)と連携し、東南アジアの法執行機関にむけて、サイバー犯罪捜査のためのマルウェア解析トレーニングを実施したことをお知らせします。本トレーニングはトレンドマイクロ サイバーセキュリティ・イノベーション研究所セキュリティ・ナレッジ&エデュケーション・センターとトレンドマイクロフィリピン拠点のThreat Experts Universityが、5日間に渡り実施しました。
サイバー犯罪の撲滅のため、世界各国で絶えず発生し続けるサイバー犯罪から社会を守るために、トレンドマイクロは国内外の組織や警察機関と密に連携しています。インターポールとは、2014年から協定を結び、ツール、トレーニング、人材の提供をしています。協定締結以来、トレーニングセッションを100カ国以上のインターポール加盟国における法執行機関のサイバー捜査官に提供してきました。
● トレーニング概要:
米国が後援するCyber Capabilities and Capacity Development Project(C3DP)の一環として、高度なマルウェア解析に焦点を当てています。ランサムウェアを中心とし、オンライン銀行詐欺ツール(バンキングトロジャン)、POSマルウェア、脆弱性を狙った攻撃等、犯罪に使用される代表的なマルウェアや不正ツールを解析します。
● トレーニング対象者:
マルウェア解析の実務経験がある東南アジア地域のサイバー犯罪捜査官17名に対してトレーニングを実施しました。本トレーニングで好成績を収めた捜査官は、インターポールの新しいマルウェア解析のための地域専門家グループ(REG-MA)に選抜され、知識交換、相互指導、捜査支援のために活動します。
● トレーニング内容:
以下を中心に高度なマルウェア解析のトレーニングを実施しています。
・ 表層解析(感染動作の解析、ハッシュ情報を用いた関連情報の収集等)
・ 動的解析(サンプルマルウェアを使用したシステム、プロセス、ネットワークの監視を基にした解析等)
・ メモリフォレンジック(専用ツールを使用した揮発性データの取得、分析、アーティファクトの収集等)
トレンドマイクロは、世界各国で絶えず発生し続けるサイバー犯罪から社会を守るために、国内外の組織や警察機関と密に連携しています。トレンドマイクロのサイバー犯罪撲滅に対する取り組みはこちらをご覧ください。