Trend Micro Security

PE_PARITE.A-O

2013年2月21日
 解析者: Rhena Inocencio   

 別名:

Virus.Win32.Parite.b (Kaspersky), W32/Pate.b (McAfee), W32.Pinfi (Symantec), W32/Parite (Avira), W32/Parite-B (Sophos), Virus:Win32/Parite.B (Microsoft)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ウイルスは、標的とするファイルの末尾に自身のコードを追加して感染活動を行います。

ウイルスは、他の不正プログラムに利用されます。


  詳細

ファイルサイズ 176,128 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2008年1月26日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

ウイルスは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
PINF

ファイル感染

ウイルスは、以下のファイルに感染します。

  • .EXE
  • .SCR

ウイルスは、標的とするファイルの末尾に自身のコードを追加して感染活動を行います。

その他

ウイルスは、他の不正プログラムに利用されます。

PE_PARITE.A」は、ランダムなファイル名および拡張子にTMPを持つファイルを利用してこのDLLファイルを作成し、実行します。

ウイルスは、自身の不正活動のきっかけとなる「INITIATE」と呼ばれる機能を実行します。

ウイルスは、コンピュータ上で確認したすべてのファイルおよびアクセス可能なネットワーク共有に感染します。トレンドマイクロの製品では、このウイルスによって感染したファイルを「PE_PARITE.A」として検出します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 4.964.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2008年1月26日
VSAPI OPR パターンバージョン 4.965.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2008年1月27日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
    • PINF

手順 3

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「PE_PARITE.A-O」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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