Trend Micro Security

BKDR_HIKIT.A

2012年10月9日
 解析者: Lord Alfred Remorin   

 別名:

Backdoor.Hikit (Symantec)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。


  詳細

ファイルサイズ 262,656 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2012年8月21日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

マルウェアは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %Temp%\w7fw.cat
  • %Temp%\w7fw.inf
  • %Temp%\w7fw_m.inf

(註:%Temp%は、<Windows Temporary フォルダ>のことで、標準設定では "C:\WINNT\Temp" または "C:\Windows\Temp" です。)

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Execute a command shell
  • Open a connection using SOCKS5 proxy
  • Stop execution
  • Transfer files to/from remote server


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.338.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年8月22日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.339.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年8月22日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「BKDR_HIKIT.A」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Temp%\w7fw.cat
  • %Temp%\w7fw.inf
  • %Temp%\w7fw_m.inf

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_HIKIT.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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