Trend Micro Security

X97M_LAROUX.VX

2012年10月9日
 解析者: Kathleen Notario   

 別名:

Virus.MSExcel.Laroux.ja (Kaspersky); X97M/Laroux (Mcafee); XM97/Laroux-AR (Sophos); X97M/Laroux.OY (Panda)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows , Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ファイル感染型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 23,552 bytes
タイプ XLS
発見日 2011年8月30日

侵入方法

ウイルスは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ウイルスは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\Microsoft\Excel\XLSTART\1006£¨ÅË£©.xls

(註:%Application Data%フォルダは、 Windows 2000、XP、Server 2003 の場合 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" 、 Windows NTの場合 "C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Application Data"、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Application Data" です。)

その他

ウイルスは、アクティブなワークブックを以下として保存します。

  • %Application Data%\Microsoft\Excel\XLSTART\1006£¨ÅË£©.xls

ウイルスは、ウイルスコードを含む「StartUp」という名前のマクロモジュールを作成することによって、「Microsoft Excel」のワークシートファイルに感染します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.390.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年8月30日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\Microsoft\Excel\XLSTART\1006£¨ÅË£©.xls

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「X97M_LAROUX.VX」と検出したファイルの駆除を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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