WORM_SHIPUP.CP 2015年3月7日
マルウェアタイプ: ワーム 破壊活動の有無: なし 暗号化: 感染報告の有無: はい ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
侵入方法
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
%User Profile%\IDE\MSDEV.EXE (註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.)
ワームは、以下のフォルダを作成します。
%System Root%\Documents and Settings\Wilbert %User Profile%\My Documents\Visual Studio 2005 %User Profile%\Visual Studio 2005\MSDEV %User Profile%\MSDEV\IDE (註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.)
他のシステム変更
ワームは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\ ShipUp
ワームは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ ShipUp lnk = "Wjtvbm!Tuvejp/mol"
ワームは、以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Explorer\ Advanced Hidden = "2"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「2」となります。)
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Explorer\ Advanced HideFileExt = "1"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Explorer\ Advanced\Folder\Hidden\ SHOWALL CheckedValue = "0"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Explorer\ Advanced\Folder\HideFileExt CheckedValue = "ffffffff"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)
作成活動
ワームは、以下のファイルを作成します。
%User Startup%\Visual Studio.lnk (註:%User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは 、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効 にしてください。
手順 2
不明なレジストリ値を削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
警告: レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。 レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集前にこちら をご参照ください。
In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft このマルウェアが追加したレジストリキーの削除 :
「レジストリエディタ」を起動します。 Windows 2000、XP および Server 2003 の場合 [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、Enter を押します。 Windows Vista、7 および Server 2008 の場合: [スタート]をクリックし、検索入力欄に regedit と入力し、Enter を押します。 Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合: 画面の左下隅を右クリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。入力ボックスに regedit と入力し、Enter を押します。 ※regedit は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_LOCAL_MACHINE>Software>Microsoft 上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。 ShipUp 「レジストリエディタ」を閉じます。 手順 3
このレジストリ値を削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
警告: レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。 レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集前にこちら をご参照ください。
In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ShipUp lnk = "Wjtvbm!Tuvejp/mol" このマルウェアが追加したレジストリ値の削除 :
「レジストリエディタ」を起動します。 Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、Enter を押します。 Windows Vista、7、Server 2008 の場合: [スタート]をクリックし、検索入力欄に regedit と入力し、Enter を押します。 Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合: 画面の左下隅を右クリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。入力ボックスに regedit と入力し、Enter を押します。 ※regedit は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Microsoft>ShipUp 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。 lnk = "Wjtvbm!Tuvejp/mol" 「レジストリエディタ」を閉じます。 手順 4
変更されたレジストリ値を修正します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
警告: レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。 事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集前にこちら をご参照ください。
In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced From: Hidden = "2" To: Hidden = ""2"" In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced From: HideFileExt = "1" To: HideFileExt = ""1"" In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\SHOWALL From: CheckedValue = "0" To: CheckedValue = ""1"" In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\HideFileExt From: CheckedValue = "ffffffff" To: CheckedValue = ""1"" このマルウェアが変更したレジストリ値の修正 :
「レジストリエディタ」を起動します。 Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、Enter を押します。 Windows Vista、7 および Server 2008 の場合: [スタート]をクリックし、検索入力欄に regedit と入力し、Enter を押します。 Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合: 画面の左下隅を右クリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。入力ボックスに regedit と入力し、Enter を押します。 ※regedit は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。 レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_CURRENT_USER>Software>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Explorer>Advanced 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。 Hidden = "2" [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。 Hidden = "2" 再び、右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。 HideFileExt = "1" [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。 HideFileExt = "1" レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Explorer>Advanced>Folder>Hidden>SHOWALL 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。 CheckedValue = "0" [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。 CheckedValue = "1" レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Explorer>Advanced>Folder>HideFileExt 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。 CheckedValue = "ffffffff" [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。 CheckedValue = "1" レジストリエディタを閉じます。 手順 5
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%User Startup%\Visual Studio.lnk マルウェアのコンポーネントファイルの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。 [ファイル名のすべてまたは一部]に以下のファイル名を入力してください。 %User Startup%\Visual Studio.lnk [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。註: ファイル名の入力欄のタイトルは、Windowsのバージョンによって異なります。(例:ファイルやフォルダ名の検索の場合やファイル名のすべてまたは一部での検索)
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: Windowsエクスプローラ画面を開きます。 Windows Vista、7 および Server 2008 の場合: Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:画面の左下隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。 [コンピューターの検索]に、以下を入力します。 %User Startup%\Visual Studio.lnk ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。 註: Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイト をご確認ください。 手順 6
以下のフォルダを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%System Root%\Documents and Settings\Wilbert %User Profile%\My Documents\Visual Studio 2005 %User Profile%\Visual Studio 2005\MSDEV %User Profile%\MSDEV\IDE このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。 [ファイル名のすべてまたは一部]に、以下のフォルダ名を入力してください。 %System Root%\Documents and Settings\Wilbert %User Profile%\My Documents\Visual Studio 2005 %User Profile%\Visual Studio 2005\MSDEV %User Profile%\MSDEV\IDE [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。 検索が終了したら、フォルダを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、フォルダが完全に削除されます。 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 4.)を繰り返してください。 %System Root%\Documents and Settings\Wilbert %User Profile%\My Documents\Visual Studio 2005 %User Profile%\Visual Studio 2005\MSDEV %User Profile%\MSDEV\IDE 註: ファイル名の入力欄のタイトルは、Windowsのバージョンによって異なります。(例:ファイルやフォルダ名の検索の場合やファイル名のすべてまたは一部での検索)
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: Windowsエクスプローラ画面を開きます。 Windows Vista、7 および Server 2008 の場合: Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:画面の左隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。 [コンピューターの検索]に、以下を入力します。 %System Root%\Documents and Settings\Wilbert %User Profile%\My Documents\Visual Studio 2005 %User Profile%\Visual Studio 2005\MSDEV %User Profile%\MSDEV\IDE 検索が終了したら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、フォルダが完全に削除されます。 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 3.)を繰り返してください。 %System Root%\Documents and Settings\Wilbert %User Profile%\My Documents\Visual Studio 2005 %User Profile%\Visual Studio 2005\MSDEV %User Profile%\MSDEV\IDE 註: Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイト をご確認ください。 手順 7
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_SHIPUP.CP」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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