WORM_RIMECUD.VG
VirTool:Win32/CeeInject.gen!AT (Microsoft); W32/Rimecud.bfr!a (McAfee); W32.Pilleuz (Symantec); Trojan.Win32.Buzus.ckem (Kaspersky); Net-Worm.Win32.Kolab.ehp (v) (Sunbelt); Trojan.Generic.2615726 (FSecure)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
- マルウェアタイプ: ワーム
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ワームは、すべての物理ドライブおよびリムーバブルドライブ内にフォルダを作成します。 ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。
詳細
侵入方法
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- %System Root%\RECYCLER\{Random SID}\mwau.exe
(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
ワームは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\RECYCLER\{Random SID}
(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
自動実行方法
ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Taskman = "%System Root%\RECYCLER\{Random SID}\mwau.exe"
感染活動
ワームは、すべての物理ドライブおよびリムーバブルドライブ内に以下のフォルダを作成します。
- {drive letter}:\Empty
ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。
- {drive letter}:\Empty\autorun.exe
ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。
上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。
;{garbage codes}
;{garbage codes}
[autorun
;{garbage codes}
open=Empty/autorun.exe
;{garbage codes}
action=Open folder to view files using Windows Explorer
;{garbage codes}
shell\open\command=Empty/autorun.exe
;{garbage codes}
shell\explore\command=Empty/autorun.exe
;{garbage codes}
useautoplay=1
;{garbage codes}
:GOTO END
作成活動
ワームは、以下のファイルを作成します。
- %System Root%\RECYCLER\{Random SID}\Desktop.ini
(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)