Trend Micro Security

WORM_RIMECUD.SMC

2013年11月26日
 解析者: Christopher Daniel So   

 別名:

Worm:Win32/Rimecud.B (Microsoft), W32/Rimecud.gen.l (McAfee), P2P-Worm.Win32.Palevo.bivw (Kaspersky), W32/Injector.P!tr (Fortinet), W32/Palevo.FS (FProt)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、リモートサイトから他の不正プログラムにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 61,440 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年11月30日

侵入方法

ワームは、リモートサイトから以下の不正プログラムによりダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • WORM_RIMECUD.ZB

ワームは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • http://{BLOCKED}pgirl.com/ms0593.exe

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\umdmgr.exe

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{malware file name} = "%System%\umdmgr.exe"

ダウンロード活動

ワームは、以下のWebサイトにアクセスして自身の環境設定ファイルをダウンロードします。

  • http://umx1.{BLOCKED}dult.biz/umxx1.gif

ワームは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\umdmgr.ini

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI パターンファイル: 7.712.10
VSAPI パターンリリース日: 2010年12月20日
VSAPI パターンリリース日: 12/20/2010 12:00:00 AM
初回 VSAPI パターンバージョン 7.670.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年12月2日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.713.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年12月21日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • {malware file name}=%System%\umdmgr.exe

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\umdmgr.ini
  • %User Temp%\umdmgr.ini_dec

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_RIMECUD.SMC」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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