WORM_RIMECUD.AET

2012年10月9日

解析者: Mark Joseph Manahan

別名:

Trojan:Win32/Rimecud.A (Microsoft), W32/Rimecud.gen.cd (McAfee), W32.Pilleuz!gen27 (Symantec)

プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

危険度:

ダメージ度:

感染力:

感染確認数:

マルウェアタイプ: ワーム
破壊活動の有無: なし
暗号化:
感染報告の有無: はい

概要

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

詳細

ファイルサイズ 84,992 bytes

タイプ EXE

メモリ常駐はい

発見日 2012年9月8日

侵入方法

ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

%User Profile%\{random file name}.exe

(註：%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\＜ユーザ名＞"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞" です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Taskman = "%User Profile%\{random file name}.exe"

感染活動

ワームは、以下のドライブ内に自身のコピーを作成します。

{Removable Drive}:\apple\elephant.exe

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

USEAUTOPLAY=1
shellexcute=apple/elephant.exe
Shellasia
shell\Explore\command=apple/elephant.exe
shell\Open\command=apple/elephant.exe
icon=apple/elephant.exe
open=apple/elephant.exe
action=0pen folder to view files using Windows Explorer

その他

ワームは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

slade.{BLOCKED}number.com
murik.{BLOCKED}tection.net.ru
world.{BLOCKED}udio.ru
banana.{BLOCKED}nds.su
portal.{BLOCKED}owerbord.com