WORM_PEPEX.TRM
a variant of Win32/Pepex.L (ESET-NOD32); Win32.Worm.Pepex.Akes (Tencent)
Windows
- マルウェアタイプ: ワーム
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
ワームは、ネットワーク共有フォルダを経由してコンピュータに侵入します。
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
自動実行方法
ワームは、以下のサービスを追加し、実行します。
- ServiceName: wglmgr
- DisplayName: Windows Genuine Logon Manager
- ImagePath: cmd.exe /c \"net share admin$\"
- ServiceName: wugdtr
- DisplayName: Sound card driver update
- ImagePath: %Windows%\weihp.exe
(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)
感染活動
ワームは、以下のファイル名を用いて、ネットワーク共有フォルダ内に自身のコピーを作成します。
- %Windows%\weihp.exe
(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)
その他
ワームは、以下を実行します。
- ワームは、開放されているポート445を検索するために以下を実行します。
- ランダムに生成したIPアドレスによりインターネットおよびローカルエリアネットワーク(LAN)をスキャンする。
- ワームは、開放されているポート445を持つコンピュータを発見すると、リモートでサービスを作成し、自身のコピーを作成して実行します。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
このマルウェアのサービスを無効にします。
- wglmgr
- wugdtr
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_PEPEX.TRM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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