Trend Micro Security

WORM_OTORUN.SMIA

2013年11月23日
 別名:

Worm:Win32/Autorun.VY (Microsoft); W32/Autorun.worm.a (McAfee); Trojan Horse (Symantec); Worm.Win32.Autorun.qo (v) (Sunbelt); Worm.Generic.229925 (FSecure)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 136,704 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年4月23日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、以下のフォルダを作成します。

  • %System%\Hexadecimal
  • %System%\SysInfoServ

(註：%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Microsoft Groove = "%System%\SysInfoServ\Groove.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
System Information Services = "%System%\SysInfoServ\SysInfoServ.exe"

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced\Folder\Hidden\
SHOWALL
CheckedValue = "0"

(註：変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)

作成活動

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\Hexadecimal\k
  • %System%\Hexadecimal\l
  • %System%\Hexadecimal\m
  • %System%\Hexadecimal\n
  • %System%\Hexadecimal\o
  • %System%\Hexadecimal\p
  • %System%\Hexadecimal\q
  • %System%\Hexadecimal\R
  • %System%\Hexadecimal\S
  • %System%\Hexadecimal\T
  • %System Root%\MSOCache\A
  • %System Root%\MSOCache\B
  • %System Root%\MSOCache\C
  • %System Root%\MSOCache\D
  • %System Root%\MSOCache\E
  • %System Root%\MSOCache\F
  • %System Root%\MSOCache\G
  • %System Root%\MSOCache\Ghost.mp3
  • %System Root%\MSOCache\Ghost1.bmp
  • %System Root%\MSOCache\Ghost2.bmp
  • %System%\SysInfoServ\Groove.exe
  • %System%\SysInfoServ\SysInfoServ.exe
  • %System%\SysInfoServ\Just
  • %System%\SysInfoServ\desk.dll
  • %System%\SysInfoServ\G
  • %System%\SysInfoServ\Fun
  • %System%\SysInfoServ\wall1
  • %System%\SysInfoServ\wall2

(註：%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Microsoft Groove = "%System%\SysInfoServ\Groove.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • System Information Services = "%System%\SysInfoServ\SysInfoServ.exe"

手順 4

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\SHOWALL
    • From: CheckedValue = "0"
      To: CheckedValue = ""1""

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\Hexadecimal\k
  • %System%\Hexadecimal\l
  • %System%\Hexadecimal\m
  • %System%\Hexadecimal\n
  • %System%\Hexadecimal\o
  • %System%\Hexadecimal\p
  • %System%\Hexadecimal\q
  • %System%\Hexadecimal\R
  • %System%\Hexadecimal\S
  • %System%\Hexadecimal\T
  • %System Root%\MSOCache\A
  • %System Root%\MSOCache\B
  • %System Root%\MSOCache\C
  • %System Root%\MSOCache\D
  • %System Root%\MSOCache\E
  • %System Root%\MSOCache\F
  • %System Root%\MSOCache\G
  • %System Root%\MSOCache\Ghost.mp3
  • %System Root%\MSOCache\Ghost1.bmp
  • %System Root%\MSOCache\Ghost2.bmp
  • %System%\SysInfoServ\Groove.exe
  • %System%\SysInfoServ\SysInfoServ.exe
  • %System%\SysInfoServ\Just
  • %System%\SysInfoServ\desk.dll
  • %System%\SysInfoServ\G
  • %System%\SysInfoServ\Fun
  • %System%\SysInfoServ\wall1
  • %System%\SysInfoServ\wall2

手順 6

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\Hexadecimal
  • %System%\SysInfoServ

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_OTORUN.SMIA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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