Trend Micro Security

WORM_MSIL.TK

2012年10月9日
 解析者: Cris Nowell Pantanilla   
 更新者 : Michael Cabel

 別名:

Backdoor:Win32/Hupigon.EX [Microsoft], Worm.MSIL.Agent.gj [Kaspersky]

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、ソフトウェアに存在する脆弱性を利用して、同じネットワーク上にある他のコンピュータへの感染活動をします。

ワームは、特定のフォルダ内にダウンロードしたファイルを保存します。 ワームは、ダウンロードしたファイルを実行します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。


  詳細

ファイルサイズ 84,992 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年7月20日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

ワームは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して、ネットワーク上で感染活動をします。

  • Server Service

ダウンロード活動

ワームは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • {BLOCKED}o.jajaca.com
  • {BLOCKED}t.jajaca.com

ワームは、特定のフォルダ内にダウンロードしたファイルを保存します。

ワームは、ダウンロードしたファイルを実行します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

ワームは、以下のWebサイトにアクセスしてインターネット接続を確認します。

  • www.google.com

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 8.300.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年7月20日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_MSIL.TK」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 3

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。

(MS08-067) Vulnerability in Server Service Could Allow Remote Code Execution (958644)


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