Trend Micro Security

WORM_MOONLIGHT.E

2013年10月8日
 別名:

Virus:Win32/Virut.gen!A (Microsoft); W32/MoonLight.worm (McAfee); W32.Rontokbro@mm (Symantec); Virus.Win32.Virut.q (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic.pak!cobra (Sunbelt); Worm/Generic.TF (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 1,755,648 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年5月30日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %User Profile%\O52656Z\service.exe

(註：%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞" です。)

ワームは、以下のフォルダを作成します。

  • %Windows%\M22300
  • %User Profile%\Templates\O52656Z
  • %System%\X43166goa

(註：%Windows%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、"C:\Windows" です。. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞" です。. %System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
untukmu2\version

HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
titta\version

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\Path

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\biang

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
untukmu2\version
me = "2"

HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\
titta\version
me = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\Path
1 = "M22300"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\Path
2 = "O52656Z"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\Path
3 = "X43166go"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\biang
1 = "6a23f"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\biang
2 = "ddff"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\biang
3 = "1af7"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\biang
4 = "b86b"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
TUX\biang
5 = "43fa"

作成活動

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • \msvbvm60.dll
  • %System%\msvbvm60.dll
  • %User Profile%\O52656Z\winlogon.exe
  • %Windows%\M22300\systray.exe
  • %Windows%\M22300\smss.exe
  • %System%\X43166goa\Z434751cie.cmd
  • %Windows%\sa-056831.exe
  • %Windows%\Ti110343ta.exe
  • %Windows%\M22300\Ja755211bLay.com
  • %System%\434751110343l.exe
  • %User Startup%\sql.cmd
  • %User Profile%\O52656Z\TuxO52656Z.exe

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\untukmu2
    • version
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\titta
    • version
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX
    • Path
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX
    • biang

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\untukmu2\version
    • me = "2"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\VB and VBA Program Settings\titta\version
    • me = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\Path
    • 1 = "M22300"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\Path
    • 2 = "O52656Z"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\Path
    • 3 = "X43166go"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\biang
    • 1 = "6a23f"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\biang
    • 2 = "ddff"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\biang
    • 3 = "1af7"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\biang
    • 4 = "b86b"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\TUX\biang
    • 5 = "43fa"

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • \msvbvm60.dll
  • %System%\msvbvm60.dll
  • %User Profile%\O52656Z\winlogon.exe
  • %Windows%\M22300\systray.exe
  • %Windows%\M22300\smss.exe
  • %System%\X43166goa\Z434751cie.cmd
  • %Windows%\sa-056831.exe
  • %Windows%\Ti110343ta.exe
  • %Windows%\M22300\Ja755211bLay.com
  • %System%\434751110343l.exe
  • %User Startup%\sql.cmd
  • %User Profile%\O52656Z\TuxO52656Z.exe

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Windows%\M22300
  • %User Profile%\Templates\O52656Z
  • %System%\X43166goa

手順 6

最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_MOONLIGHT.E」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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