Trend Micro Security

WORM_LOCAREA.A

2017年9月19日
 解析者: Joselyn Canuela   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

ワーム マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ワーム )を削除します。


  詳細

ファイルサイズ 26,112 bytes
タイプ EXE
発見日 2009年8月30日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • %Windows%\system\winmsgi.exe

(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\drivers\sysdrv32.sys

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Windows Internet Manager = "%Windows%\system\winmsgi.exe"

ワームは、以下のレジストリキーを追加し、セーフモード状態でも自身が実行されるようにします。

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\ControlSet001\
Control\Safeboot\Minimal\
SVCWINSPOOL
"" = "Service"

HKEY_LOCAL_MACHINE\System\ControlSet001\
Control\Safeboot\Network\
SVCWINSPOOL
"" = "Service"

感染活動

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

  • lan.exe

ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。

その他

ワーム は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した ワーム )を削除します。