Trend Micro Security

WORM_KELIHOS.SMA

2012年10月12日

 別名:

Backdoor:Win32/Kelihos.A (Microsoft); Generic FakeAlert!pn (McAfee); Trojan.ADH (Symantec); Trojan-Downloader.Win32.FraudLoad.ypwn (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Gen:Variant.Kazy.7791 (FSecure)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows, XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 713,444 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年11月5日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Profile%\Application Data/boost_interprocess
  • %User Profile%\Application Data/boost_interprocess/20111029062612.500000

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
SmartIndex = "{malware path and file name}"

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Google

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
AppID = "DB28Ni9Co9+o+eIy634MeKbKlXhJ3Tq5VqZrAUAl6Yof409YEvYmY8alStVuZBzlPg=="

HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
ID = 5

HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
ID2 = {random values}

HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
ID3 = {random values}

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • Google

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • SmartIndex="{malware path and file name}"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
    • AppID="DB28Ni9Co9+o+eIy634MeKbKlXhJ3Tq5VqZrAUAl6Yof409YEvYmY8alStVuZBzlPg=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
    • ID=5
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
    • ID2={random values}
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Google
    • ID3={random values}

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\Application Data/boost_interprocess
  • %User Profile%\Application Data/boost_interprocess/20111029062612.500000

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_KELIHOS.SMA」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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