![Trend Micro Security](https://www.trendmicro.com/content/dam/trendmicro/global/en/global/logo/logo-desktop.png)
WORM_HAMWEQ.AE
Worm:Win32/Hamweq.A (Microsoft), Trojan.Dropper (Symantec), W32/Hamweq.worm.v (McAfee), Worm.Win32.Agent.vg (Kaspersky)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
![](/vinfo/imgFiles/JPlegend.jpg)
- マルウェアタイプ: ワーム
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
ワームは、感染リムーバブルドライブを接続することにより、コンピュータに侵入します。
ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。
詳細
侵入方法
ワームは、感染リムーバブルドライブを接続することにより、コンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、以下のファイルを作成します。
- %System Root%\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\Desktop.ini
(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- %System Root%\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\SysBsm.exe
(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
ワームは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886
- %System Root%\RESTORE
(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
自動実行方法
ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{67KLN5J0-4OPM-00WE-AAX5-77EF1D187563}
StubPath = "%System Root%\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\SysBsm.exe"
感染活動
ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下のフォルダを作成します。
- {Drive Letter}:\RESTORE
- {Drive Letter}:\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886
ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。
- {Drive Letter}:\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\SysBsm.exe
ワームは、ユーザが感染コンピュータ上のドライブへアクセスすると自身のコピーが自動実行するように、"AUTORUN.INF" を作成します。
上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。
[autorun]
open=RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\SysBsm.exe
icon=%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,4
action=Open folder to view files
shell\open=Open
shell\open\command=RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\SysBsm.exe
shell\open\default=1
その他
ワームは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}sstore.sk
- http://{BLOCKED}eland.com
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
以下のフォルダを検索し削除します。
- {Drive Letter}:\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886
- {Drive Letter}:\RESTORE
- %System Root%:\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886
- %System Root%:\RESTORE
手順 4
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components\{67KLN5J0-4OPM-00WE-AAX5-77EF1D187563}
- StubPath = "%System Root%\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\SysBsm.exe"
- StubPath = "%System Root%\RESTORE\k-1-3542-4232123213-7676767-8888886\SysBsm.exe"
手順 5
「WORM_HAMWEQ.AE」が作成した AUTORUN.INF を検索し削除します。このファイルには、以下の文字列が含まれています。
手順 6
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_HAMWEQ.AE」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください