WORM_DUNIHI.AUSHN

2018年3月25日

解析者: John Kevin Sanchez

別名:

VBS/BackDoor-FAA (McAfee)

プラットフォーム:

Windows

危険度:

感染確認数:

マルウェアタイプ: ワーム
破壊活動の有無: なし
暗号化:
感染報告の有無: はい

概要

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう、＜Common Startup＞フォルダ内に自身のコピーを作成します。

ワームは、感染コンピュータに接続しているすべてのリムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

詳細

ファイルサイズ 81,114 bytes

タイプ SWF

メモリ常駐はい

発見日 2018年3月25日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

%User Temp%\system.wSf

(註：%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.)

自動実行方法

ワームは、作成されたコンポーネントがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
system = wscript.exe //B "%User Temp%\system.wSf"

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
system = wscript.exe //B "%User Temp%\system.wSf"

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう、＜Common Startup＞フォルダ内に以下のように自身のコピーを作成します。

%User Startup%\system.wSf

(註：%User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.)

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\system

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\system
{Default} = {true or false} - {date}

感染活動

ワームは、感染コンピュータに接続しているすべてのリムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。

ワームは、以下の項目の属性を「隠しファイル」に設定し、ユーザにショートカットファイル（拡張子LNK）をクリックするよう促します。

Folders in removable drives

マルウェアは、感染コンピュータ上にフォルダやファイルに偽装したショートカットファイル（拡張子「LNK」）を作成して自身のコピーへ誘導します。

その他

ワームは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

http://ho{BLOCKED}n.d{BLOCKED}.net:9999/is-ready

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。