Trend Micro Security

WORM_BUZUS.ARR

2012年10月8日
 解析者: JasperM   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、リモートサイトから他のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。 ワームは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 20,992 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年8月4日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルの作成

侵入方法

ワームは、リモートサイトから以下のマルウェアまたはグレイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • WORM_BUZUS.SMX

ワームは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

ワームは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.92.250/pr.exe

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\RECYCLER\S-1-5-21-0243936033-3052116371-381863308-1811\vsbntlo.exe

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

ワームは、以下のフォルダを作成します。

  • %System Root%\RECYCLER
  • %System Root%\RECYCLER\S-1-5-21-0243936033-3052116371-381863308-1811

(註:%System Root%は、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

ワームは、以下の通常のプロセスにスレッドを組み込みます。

  • EXPLORER.EXE

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
12CFG214-K641-12SF-N85P = %System Root%\RECYCLER\S-1-5-21-0243936033-3052116371-381863308-1811\vsbntlo.exe

バックドア活動

ワームは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • {BLOCKED}3.hmarhelo.com


  対応方法

対応検索エンジン: 8.9
VSAPI OPR パターンバージョン 7.390.07
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年8月17日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

この「WORM_BUZUS.ARR」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

    •  WORM_BUZUS.SMX

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • 12CFG214-K641-12SF-N85P=%System Root%\RECYCLER\S-1-5-21-0243936033-3052116371-381863308-1811\vsbntlo.exe

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_BUZUS.ARR」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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