Worm.Win32.AUTORUN.INQ
Worm.Win32.AutoRun.cgfw (KASPERSKY); Worm:Win32/Honditost.A (MICROSOFT)
Windows
- マルウェアタイプ: ワーム
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、以下のファイルを作成します。
- %Program Files%\Microsoft Office\Office14\html.vbs
- %System%\aviraasem.txt
- %System%\coruption.zip
- %System%\exe.zip
- %System%\koruptor.html.lnk
- %System%\lsasvs.dll
- %System%\msmgr.exe
- %System%\sharelnk.vbs
- %System%\sMaD.exe
- %System%\startup.vbs
- %System%\utama.txt
- %System%\yorm.txt
- %System%\zip.zip
- %System%\zipping\html.vbs
- %System%\zipping\HukumanBuatKoruptor.html
- %System%\zipping\HukumanBuatKoruptor.html.lnk
- %System%\zipping\para.vbs
- %System%\zipping\sMaD.jp
- %User Profile%\2013 vs Nabi Nuh.pif
- %User Profile%\fltemp.txt
- %User Startup%\WinCleaner.lnk
- %Windows%\system\xce\x94 aha \xce\x94\nmlsvc.Ex_
- %Windows%\system\xce\x94 aha \xce\x94\utama.Ex_
- %Windows%\system\xce\x94 aha \xce\x94\winmsgr.Ex_
- %Windows%\system\xce\x94 aha \xce\x94\yorm.Ex_
- %Windows%\system\xce\x94 aha \xce\x94\zip.Ex_
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~\con.smad
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.A\desktop.ini
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~\con.sys\para.vbs
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~\desktop.ini
- {Removable Drive}:\RECYCLER\desktop.ini
- {Removable Drive}:\RECYCLER\EMAIL_AND_PASSWORD_LISTFbe.HTM
(註:%Program Files%フォルダは、デフォルトのプログラムファイルフォルダです。C:\Program Files in Windows 2000(32-bit)、Server 2003(32-bit)、XP、Vista(64-bit)、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files"です。また、Windows XP(64-bit)、Vista(64-bit)、7(64-bit)、8(64-bit)、8.1(64-bit)、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files(x86)" です。. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。. %User Startup%フォルダは、現在ログオンしているユーザのスタートアップフォルダです。Windows 98およびMEの場合、通常 "C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。Windows NTの場合、通常 "C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。Windows 2003(32-bit)、XP、2000(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" です。Windows Vista、7、8、 8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)
ワームは、以下のプロセスを追加します。
- "%System%\WScript.exe" "%System%\sharelnk.vbs"
- %System%\sharelnk.vbs
- %User Profile%\2013 vs Nabi Nuh.pif
- %System%\msmgr.exe
- cmd.exe /C copy /B lsasrv.dll+zip.zip lsasvs.dll /y
- "%System%\WScript.exe" "%System%\zipping\html.vbs"
- %System%\zipping\html.vbs
- "%System%\WScript.exe" "%System%\startup.vbs"
- %System%\startup.vbs
- "%System%\WScript.exe" "%Program Files%\Microsoft Office\Office14\html.vbs"
- html.vbs
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %User Profile%フォルダは、現在ログオンしているユーザのプロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>" です。. %Program Files%フォルダは、デフォルトのプログラムファイルフォルダです。C:\Program Files in Windows 2000(32-bit)、Server 2003(32-bit)、XP、Vista(64-bit)、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files"です。また、Windows XP(64-bit)、Vista(64-bit)、7(64-bit)、8(64-bit)、8.1(64-bit)、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Program Files(x86)" です。)
ワームは、以下のフォルダを作成します。
- %Windows%\system\xce\x94 aha \xce\x94
- %System%\zipping
- {Removable Drive}:\RECYCLER
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.A
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~\con.sys
(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
「Worm.Win32.AUTORUN.INQ」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %Program Files%\Microsoft Office\Office14\html.vbs
- %System%\aviraasem.txt
- %System%\coruption.zip
- %System%\exe.zip
- %System%\koruptor.html.lnk
- %System%\lsasvs.dll
- %System%\msmgr.exe
- %System%\sharelnk.vbs
- %System%\sMaD.exe
- %System%\startup.vbs
- %System%\utama.txt
- %System%\yorm.txt
- %System%\zip.zip
- %System%\zipping\html.vbs
- %System%\zipping\HukumanBuatKoruptor.html
- %System%\zipping\HukumanBuatKoruptor.html.lnk
- %System%\zipping\para.vbs
- %System%\zipping\sMaD.jp
- %User Profile%\2013 vs Nabi Nuh.pif
- %User Profile%\fltemp.txt
- %User Startup%\WinCleaner.lnk
- %Windows%\system\\xce\x94 aha \xce\x94\nmlsvc.Ex_
- %Windows%\system\\xce\x94 aha \xce\x94\utama.Ex_
- %Windows%\system\\xce\x94 aha \xce\x94\winmsgr.Ex_
- %Windows%\system\\xce\x94 aha \xce\x94\yorm.Ex_
- %Windows%\system\\xce\x94 aha \xce\x94\zip.Ex_
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~\con.smad
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.A\desktop.ini
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~\con.sys\para.vbs
- {Removable Drive}:\RECYCLER\con.~\desktop.ini
- {Removable Drive}:\RECYCLER\desktop.ini
- {Removable Drive}:\RECYCLER\EMAIL_AND_PASSWORD_LISTFbe.HTM
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Worm.Win32.AUTORUN.INQ」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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