W2KM_LOCKY.DLXFU 2016年7月26日
解析者: Homer Pacag
更新者 : Cris Nowell Pantanilla
マルウェアタイプ: トロイの木馬型 破壊活動の有無: なし 暗号化: なし 感染報告の有無: はい マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。
http://{blocked}gplong.{blocked}age.t-online.de/09yhbvt4 マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
%User Temp%\ottymns64.exe (註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)
マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは 、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効 にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 %User Temp%\ottymns64.exe
マルウェアのコンポーネントファイルの削除 :
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。 [ファイル名のすべてまたは一部]に以下のファイル名を入力してください。 %User Temp%\ottymns64.exe [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。 残りのファイルに対して、マルウェアのコンポーネントファイルの削除の手順 2.)から4 .)を繰り返してください。
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: Windowsエクスプローラ画面を開きます。 Windows Vista、7 および Server 2008 の場合: Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合: 画面の左下隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。 [コンピューターの検索]に、以下を入力します。 %User Temp%\ottymns64.exe ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。 残りのファイルに対して、マルウェアのコンポーネントファイルの削除の手順 2.)から4 .)を繰り返してください。 註: Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイト をご確認ください。 手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「W2KM_LOCKY.DLXFU」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 4
Microsoft Office 製品のマクロウイルス保護機能を有効にします。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
マクロウイルス保護機能の有効化:
Microsoft Office 2007 およびそれ以降の製品の場合 Microsoft Office 製品を起動します。(例:Microsoft Word、Microsoft Excel 等) 左上の[Office]をクリックします。 [オプション]をクリックします。 [基本設定]で、[[開発]タブをリボンに表示する]チェックボックスをオンにします。 [OK]をクリックします。 Office 製品に戻り、[開発]タブをクリックします。 [警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする]をクリックし、[OK]をクリックします。 Microsoft Office 製品を終了し、新しい設定を有効にしてください。 Microsoft Office 2003 およびそれ以前の製品の場合 Microsoft Office 製品を起動します。(例:Microsoft Word、Microsoft Excel 等) [ツール]-[マクロ]-[セキュリティ]をクリックします。 [セキュリティレベル]タブをクリックします。 [高]にチェックを入れ、[OK]をクリックします。 Microsoft Office 製品を終了し、新しい設定を有効にしてください。 ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください