Trend Micro Security

W2KM_DLOADR.UHAOEEN

2018年5月24日
 解析者: John Anthony Banes   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 2,537,472 bytes
タイプ DOC
メモリ常駐 なし
発見日 2018年5月18日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • マルウェアは、以下のURLに接続して不正なシェルコードをダウンロードし、実行します。
    • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.168.227/q3bV
  • ダウンロードされるシェルコードは、以下として検出されます。
    • BKDR_COBEACON.D
  • ダウンロードされたシェルコードは、既存のMicrosoft Wordプロセスに挿入されます。 プロセスを終了すると、シェルコードも終了します。

注:

文書ファイルには、ユーザにマクロを有効化するよう誘導する以下のメッセージが含まれています。

ユーザがマクロを有効にすると、以下のエラーメッセージが表示されます。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.258.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2018年5月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.259.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2018年5月19日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「W2KM_DLOADR.UHAOEEN」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「W2KM_DLOADR.UHAOEEN」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

Microsoft Office 製品のマクロウイルス保護機能を有効にします。

[ 詳細 ]


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