Trend Micro Security

VBS_DUNIHI.BM

2014年3月18日
 解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

Worm:VBS/Jenxcus.BC(Microsoft), VBS.Dunihi(Symantec), VBS/Autorun.worm.aaph(McAfee), VBS/Agent.NDH worm(Eset)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 39,755 bytes
タイプ VBS
メモリ常駐 はい
発見日 2013年10月8日

侵入方法

ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • %User Temp%\{malware file name and extenstion}

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

ワームは、以下のファイルを作成します。

  • {Drive letter}:\{folder name}.lnk - if folder exists in removable drive

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{malware file name} = "wscript.exe //B "%User Temp%\{malware file name and extenstion}""

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{malware file name} = "wscript.exe //B "%User Temp%\{malware file name and extenstion}""

他のシステム変更

ワームは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{malware file name}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Scripts

ワームは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{malware file name}
(Default) = "{true or false} - {date of execution}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Scripts
{random} = "{hex values}"

感染活動

ワームは、すべてのリムーバブルドライブ内に以下として自身のコピーを作成します。

  • {Drive letter}:\{malware file name and extension}

その他

ワームは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://basss.{BLOCKED}p.info:2023/is-ready

ワームは、リムーバブルドライブ内に存在するフォルダ名を使用したショートカットファイル(拡張子LNK)を作成します。そして、ユーザに作成したLNKファイルをクリックさせるため、オリジナルのフォルダを非表示にします。このLNKファイルは、リムーバブルドライブ内に作成された自身のコピーに誘導します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 10.326.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年10月8日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.327.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年10月8日

トレンドマイクロのお客様:

    最新のバージョン(パターンファイル および エンジン)を導入したセキュリティ対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。検出したファイルはすべて「削除」し、検出したウイルスはすべて「駆除」してください。削除対象となるファイルには、トロイの木馬型マルウェアやスクリプト系、上書き感染型ウイルス(overwriting virus)、ジョーク・プログラムなど「駆除」できないマルウェアがあげられ、これらのファイルを検出した場合は、すべて「削除」してください。

インターネットをご利用の皆様:

  • トレンドマイクロの「オンラインスキャン」を使って、あなたの PC がウイルスに侵されていないかどうかを簡単にチェックすることが可能です。オンラインスキャンはあなたのコンピュータの中に不正なプログラムが存在するかどうかをチェックします。
  • 今日、PCやネットワークをセキュリティ上の脅威から守り、安全なIT環境を維持するためには、セキュリティ製品を活用することが最も有効な方法となっています。トレンドマイクロは、一般の個人ユーザだけでなく、企業ユーザやインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)向けに、ウイルス対策製品やコンテンツセキュリティ対策をご提供しています。トレンドマイクロの製品・サービスについては、こちらをご参照ください。


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