Trend Micro Security

VBS_DUNIHI.AB

2014年4月29日
 解析者: Vincent Martin Hermosura   

 別名:

Worm:VBS/Dunihi.A (Microsoft), Trojan.Script.Suspic.gen (Kaspersky), JS/Heur (AVG), VBS/Agent.NDE worm (NOD32)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ワーム
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


ワームは、Windows起動時に自動実行されるよう<Common Startup>フォルダ内に以下のファイルを作成します。

ワームは、感染コンピュータに接続しているすべてのリムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。


  詳細

ファイルサイズ 9,404 bytes
タイプ VBS

インストール

ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Application Data%\{malware name}.vbs

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。)

自動実行方法

ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{malware name} = "wscript.exe //B %Application Data%\{malware name}.vbs"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{malware name} = "wscript.exe //B %Application Data%\{malware name}.vbs"

ワームは、Windows起動時に自動実行されるよう<Common Startup>フォルダ内に以下のファイルを作成します。$$DATA$$

感染活動

ワームは、感染コンピュータに接続しているすべてのリムーバブルドライブ内に自身のコピーを作成します。