VBS_DROPPER.WYAA 2015年1月8日
解析者: Rika Joi Gregorio
マルウェアタイプ: トロイの木馬型 破壊活動の有無: なし 暗号化: はい 感染報告の有無: はい マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下の無害なファイルを作成します。
{malware path}\NVBCK.exe - copy of autoit.exe 手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは 、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効 にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。 最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「VBS_DROPPER.WYAA」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。
手順 4
メモリ上で実行されているプロセスを終了します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
註:検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
マルウェアのプロセス終了 :
CTRL+SHIFT+ESCを押し、タスクマネージャを起動します。 すべての実行中のプログラムのリストを表示します。 • Windows 2000、XP、Server 2003 、Vista、7 および Server 2008の場合: [プロセス]タブをクリックします。 • Windows 8、8.1および Server 2012の場合: [詳細]タブをクリックします。 実行中のプログラムのリストから以下のプロセスを選択します。 DATA_GENERIC
使用している Windows のバージョンに応じて、[タスクの終了]、または、[プロセスの終了]をクリックします。 マルウェアのプロセスが終了されているかを確認するには、タスクマネージャを再起動してください。 タスクマネージャを閉じてください。 手順 5
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
{malware path}\IKWWK {malware path}\NVBCK.exe マルウェアのコンポーネントファイルの削除 :
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。 [ファイル名のすべてまたは一部]に以下のファイル名を入力してください。 {malware path}\IKWWK {malware path}\NVBCK.exe [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。 残りのファイルに対して、マルウェアのコンポーネントファイルの削除の手順 2.)から4 .)を繰り返してください。
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: Windowsエクスプローラ画面を開きます。 Windows Vista、7 および Server 2008 の場合: Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合: 画面の左下隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。 [コンピューターの検索]に、以下を入力します。 {malware path}\IKWWK {malware path}\NVBCK.exe ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。 残りのファイルに対して、マルウェアのコンポーネントファイルの削除の手順 2.)から4 .)を繰り返してください。 註: Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイト をご確認ください。 手順 6
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「VBS_DROPPER.WYAA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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