TSPY_SYSTEAL.A
Trojan:Win32/Skeeyah.A!rfn (Microsoft); a variant of MSIL/TrojanDownloader.Small.AJC trojan (NOD32)
Windows
- マルウェアタイプ: スパイウェア
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
スパイウェアは、収集した情報をリモートサイトに送信します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
スパイウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされコンピュータに侵入します。
- http://{BLOCKED}a.com.co/js/rfc.pdf.exe
- http://{BLOCKED}a.com.co/js/curp.pdf.exe
- http://www.{BLOCKED}ntalimplants.co.in/js/curp.pdf.exe
- http://{BLOCKED}ntalimplants.co.in/js/curp.pdf.exe
- http://www.{BLOCKED}ntalimplants.co.in/js/rfc.pdf.exe
- http://www.{BLOCKED}c.net/descarga.php
- http://www.{BLOCKED}ntalimplants.co.in/js/rfc.pdf.exe
- http://{BLOCKED}c.net/descarga.php
- http://www.{BLOCKED}c.net/descarga.php
- http://{BLOCKED}m.co/js/slick/curp.pdf.exe
- http://www.{BLOCKED}m.co/js/slick/curp.pdf.exe
ダウンロード活動
スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。
- http://{BLOCKED}a.com.co/js/syswow.exe
- http://{BLOCKED}a.com.co/js//FiddlerCore3dot5.dll
- http://{BLOCKED}a.com.co/js//Newtonsoft.Json.dll
- http://{BLOCKED}ntalimplants.co.in/js/syswow.exe
- http://www.{BLOCKED}m.co/js/slick/syswow.exe
- http://www.{BLOCKED}m.co/js/slick//FiddlerCore3dot5.dll
- http://www.{BLOCKED}m.co/js/slick//Newtonsoft.Json.dll
スパイウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- %System%\syswow.exe - main payload
- %System%\FiddlerCore3dot5.dll - Fiddler Proxy Engine non-malicious component
- %System%\Newtonsoft.Json.dll - JSON framework non malicious component
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)
情報漏えい
トロイの木馬化されたアプリケーションが実行されると、[Malware]は、以下の情報を収集します。
- Machine GUID
- Active Computer Name
スパイウェアは、収集した情報をリモートサイトに送信します。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_SYSTEAL.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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