Trend Micro Security

TSPY_STILLER.B

2016年7月21日
 解析者: Rhena Inocencio   

 別名:

a variant of Win32/PSW.Delf.OAS trojan (ESET), Trj/GdSda.A (Panda)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、感染コンピュータや感染ユーザから特定の情報を収集します。

スパイウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 1,225,728 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2016年7月18日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • User
  • OS
  • Computer
  • Host
  • Country
  • Language
  • Time
  • WinKey
  • Desktop
  • Uptime
  • HDDs
  • Processes
  • Password
  • Processor Information
  • BIOS Information

スパイウェアは、コンピュータ内に以下のFTPクライアントまたはファイルマネージャのアカウント情報が保存されている場合、これらのアカウント情報を収集します。

  • Bullet Proof FTP
  • Classic FTP
  • CoffeeCup FTP
  • Core FTP
  • CuteFTP
  • Download Master
  • ExpanDrive
  • FAR Manager FTP
  • FFFTP
  • FTP Commander
  • FTP Commander Deluxe
  • FTP Commander Pro
  • FTP Explorer
  • FTP Uploader
  • FTPRush
  • FileZilla
  • FlashFXP
  • FlashGet (JetCar)
  • Frigate3 FTP
  • GetRight
  • Internet Download Accelerator
  • LeapFTP
  • SecureFX
  • SmartFTP
  • SoftX FTP Client
  • UltraFXP
  • WebDrive
  • WinSCP

スパイウェアは、以下のブラウザから、ユーザ名、パスワードやホスト名といった保存された情報を収集します。

  • Mozilla Firefox
  • Mozilla Thunderbird
  • Internet Explorer
  • Google Chrome
  • SeaMonkey
  • Opera Software
  • Flock

その他

スパイウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 12.660.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2016年7月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.661.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年7月19日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_STILLER.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください