TSPY_RAWPOS.ACR
Windows
- マルウェアタイプ: スパイウェア
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: はい
- 感染報告の有無: はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\B\B.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Cwd\Cwd.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Data\Dumper\Dumper.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Digest\MD5\MD5.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Fcntl\Fcntl.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\IO\IO.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\List\Util\Util.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\MIME\Base64\Base64.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\POSIX\POSIX.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32API\File\File.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32API\Registry\Registry.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\API\API.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\Process\List\List.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\Process\Process.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\Win32.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\mro\mro.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\re\re.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\p2x{number}.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\OLE\OLE.dll
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\Console\Console.dll
(註：%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.)
スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。
- {Malware Path}\memdump - contains memory dumps
- %User Temp%\p2xtmp-{number}
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\B
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Cwd
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Data
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Data\Dumper
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Digest
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Digest\MD5
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Fcntl
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\IO
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\List
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\List\Util
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\MIME
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\MIME\Base64
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\POSIX
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32API
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32API\File
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32API\Registry
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\API
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\Console
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\OLE
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\Process
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\Win32\Process\List
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\mro
- %User Temp%\p2xtmp-{number}\auto\re
(註：%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.)
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「TSPY_RAWPOS.ACR」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 3
以下のフォルダを検索し削除します。
手順 4
最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_RAWPOS.ACR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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