Trend Micro Security

TSPY_QQPASS.ADK

2016年9月23日
 解析者: Robert Tacbad   

 別名:

W32/QQPASS.ADK!tr (Fortinet), Trojan.Win32.Delphi.gxypr (NANO), PSW.Legendmir.JBJ (AVG)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 345,496 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年2月19日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

スパイウェアは、既定のWebブラウザ上で以下の不正なURLに接続します。

  • http://hima.{BLOCKED}u.jp/download/download.htm

スパイウェアは、“{path}\himawari.exe”を実行します。
{path} には、以下のいずれかが当てはまります。

  • {malware path}
  • {malware path}\bin
  • %System%
  • %Windows%
  • %System Root%
  • location of the file found in the data of the default value of the registry key: HKEY_CLASSES_ROOT\hmwFile\shell\open\command
  • directory specified in the PATH environment variable


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 6.746.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2010年1月5日
VSAPI OPR パターンバージョン 6.747.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年1月6日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_QQPASS.ADK」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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