Trend Micro Security

TSPY_ONLINEG.VLD

2012年10月8日
 解析者: Michael Cabel   

 別名:

PWS:Win32/Frethog.F (Microsoft); Trojan-GameThief.Win32.Magania.dibg (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 スパイウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 83,456 bytes
タイプ DLL
ファイル圧縮 Aspack
発見日 2011年3月16日
ペイロード プロセスの強制終了

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

スパイウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のプロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

  • Explorer.exe

プロセスの終了

スパイウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

  • ALUSCHEDULERSVC.EXE
  • ASHDISP.EXE
  • AVGNT.EXE
  • AVGRSX.EXE
  • AVP.EXE
  • CCSVCHST.EXE
  • EKRN.EXE
  • LIVESRV.EXE
  • SfFnUp.exe
  • UFSEAGNT.EXE
  • UfUpdUi.exe
  • VCRMON.EXE
  • VSTSKMGR.EXE
  • avgupd.exe
  • luall.exe
  • mcupdate.exe
  • preupd.exe
  • svchost.exe
  • update.exe

情報漏洩

スパイウェアは、ユーザの個人情報を収集するために、以下のURLを監視します。

  • arad.hangame.co.jp
  • member.gungho.jp
  • www.arad.jp

スパイウェアは、アカウント情報を収集するために、オンラインゲームに関連する以下のプロセスを監視します。

  • ARAD.exe
  • Atlantica.exe
  • cabalmain.exe
  • coc.exe
  • InphaseNXD.EXE
  • maplestory.exe
  • pol.exe
  • Ragexe.exe
  • red stone.exe

スパイウェアは、ユーザが以下のURLにアクセスすると、「Yahoo! JAPAN」のメールログイン情報を収集します。

  • https://login.yahoo.co.jp/config/login_verify2?.src=ym
  • https://login.yahoo.co.jp/config/login?

スパイウェアは、以下のIPアドレスへのトラフィックを監視します。

  • {BLOCKED}.94.145
  • {BLOCKED}.94.146
  • {BLOCKED}.94.147
  • {BLOCKED}.94.148
  • {BLOCKED}.94.149
  • {BLOCKED}.94.150
  • {BLOCKED}.94.151
  • {BLOCKED}.94.152
  • {BLOCKED}.94.153
  • {BLOCKED}.94.154
  • {BLOCKED}.95.128
  • {BLOCKED}.95.130
  • {BLOCKED}.95.132
  • {BLOCKED}.95.134
  • {BLOCKED}.95.136
  • {BLOCKED}.95.138
  • {BLOCKED}.95.140
  • {BLOCKED}.95.142
  • {BLOCKED}.95.144
  • {BLOCKED}.95.146
  • {BLOCKED}.95.148
  • {BLOCKED}.95.150
  • {BLOCKED}.95.152
  • {BLOCKED}.95.154
  • {BLOCKED}.95.156
  • {BLOCKED}.95.158
  • {BLOCKED}.95.160


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.928.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年3月27日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.929.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年3月27日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TSPY_ONLINEG.VLD」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

「TSPY_ONLINEG.VLD」として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_ONLINEG.VLD」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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