Trend Micro Security

TSPY_MMORPG.JDR

2012年10月9日
 解析者: Abraham Latimer Camba   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 72,704 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2012年4月10日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

スパイウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアは、正規のDLLファイル "%System%\ws2help.dll" のファイル名を "%System%\ws2helpXP.dll" に変更します。

そして、自身のコピーを "%System%\ws2help.dll" として作成し、正規のDLLファイルと置き換えます。これにより、自身の検出および削除を回避します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.900.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年4月10日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.901.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年4月11日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TSPY_MMORPG.JDR」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

スタートアップディスク、または、回復コンソールを用いて、「TSPY_MMORPG.JDR」として検出されたファイルを確認し削除します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %System%\ws2help.dll

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_MMORPG.JDR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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