TSPY_LDPINCH.WRG
TrojanSpy:Win32/Usteal.D (Microsoft); [0054]:PWS-LDPinch.gen.u (McAfee); HEUR:Trojan.Win32.Generic (Kaspersky); Trojan-Spy.Win32.Usteal.d (v) (Sunbelt); Win32/Heur (AVG)
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)
- マルウェアタイプ: スパイウェア
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\ufr_reports
(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
作成活動
スパイウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\Mails #217 .txt
- %User Temp%\report_05-06-2014_02-57-53-21190742-BDOM.bin
- %System Root%\ufr_reports\NO_PWDS_report_05-06-2014_02-57-53-21190742-BDOM.bin
(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
その他
スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://{BLOCKED}t.com/file.exe
- http://whatismyip.{BLOCKED}i.com
- http://whatismyip.{BLOCKED}t.org/ip
- {BLOCKED}.63.34
- {BLOCKED}0.1
- {BLOCKED}131.162
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\Mails #217 .txt
- %User Temp%\report_05-06-2014_02-57-53-21190742-BDOM.bin
- %System Root%\ufr_reports\NO_PWDS_report_05-06-2014_02-57-53-21190742-BDOM.bin
手順 3
以下のフォルダを検索し削除します。
- %System Root%\ufr_reports
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_LDPINCH.WRG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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