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TSPY_FASTPOS.A

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• マルウェアタイプ: スパイウェア
• 破壊活動の有無: なし
• 暗号化: なし
• 感染報告の有無: はい

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  概要

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、特定のプロセスに作成したファイルを組み込みます。

スパイウェアは、ユーザのキー入力操作情報を記録し、情報を収集します。

スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 スパイウェア マルウェアは、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した スパイウェア ）を削除します。

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  詳細

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

• %Windows%\servhelp.exe

(註：%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

• {Current Malware Path}\kl32.exe <- temporary file for the keylog module 32bit
• {Current Malware Path}\kl64.exe <- temporary file for the keylog module 64bit
• {Current Malware Path}\proc32.exe <- temporary file for the memory scraper module 32bit
• {Current Malware Path}\proc64.exe <- temporary file for the memory scraper module 64bit
• {Current Malware Path}\service.exe <- temporary file for the Main Loader
  
  (Note: These files will be deleted when OS checking is done and the appropriate module (x32/x64) is copied to the windows directory)

スパイウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

• %Windows%\kbd.exe <- keylog module (x32/x64 bit depending of the affected system OS)
• %Windows%\servproc.exe <- memory scraper module (x32/x64 bit depending of the affected system OS)
• %Windows%\serv32.exe <- Main Loader, executes the keylog and memory scraper module, reports to C&C server

(註：%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

スパイウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

• CLAXCSSPLS

スパイウェアは、以下のプロセスに作成したファイルを組み込みます。

• explorer.exe
  (Note: The component to be injected is the keylogging module %Windows%\kbd.exe)

(註：%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

スパイウェアは、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成したスパイウェア）を終了し、侵入したコンピュータ内で作成した自身のコピーの方を実行します。

自動実行方法

スパイウェアは、以下のサービスを追加し、実行します。

• Service Name: Windows Update Helper
  Display Name: Windows Update Helper
  Start Type: SERVICE_AUTO_START
  Binary Pathname: %Windows%\serv32.exe
• Service Name: Windows Update Process
  Display Name: Windows Update Process
  Start Type: SERVICE_AUTO_START
  Binary Pathname: %Windows%\servproc.exe

(註：%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

他のシステム変更

スパイウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clax
UID = "{victim unique id}"

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

• Keylogs
• Credit Card Track Data

スパイウェアは、ユーザのキー入力操作情報を記録し、情報を収集します。

その他

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=newcomputer&username={victim user name}&computername={victim computer name}&os={victim os}&architecture={victim os architecture}&uid={victim unique id}&version=1
• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=statuslog&log=kbinjected&uid={victim unique id}&version=1
• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=statuslog&log=procinstalled
• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=statuslog&log=scan
• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=addcc&log={card information dump}&foundin={process name}
• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=statuslog&log=errorrpm{error info}
• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=statuslog&log=errorsendLogStr
• http://{BLOCKED}viejoinc.com//cdosys.php?comdlg64=statuslog&log=ping&uid={victim unique id}&version=1

スパイウェア は、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した スパイウェア ）を削除します。

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  対応方法

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