TSPY_BANKER.MJM
PWS-Banker!h2g (McAfee); Backdoor.Win32.Bifrose.egjy (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan.Generic.6916159 (FSecure)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
- マルウェアタイプ: スパイウェア
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
他のシステム変更
スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer\run
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Visual Basic\6.0
スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings
ProxyEnable = 1
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings
AutoConfigURL = "http://www.{BLOCKED}ear.com/dic.pac"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\policies\
Explorer\run
Windows Update = "%User Profile%\Application Data\scvhost.exe"
スパイウェアは、以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings
EnableHttp1_1 = 1
(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Internet Settings
MigrateProxy = 1
(註:変更前の上記レジストリ値は、「0」となります。)
作成活動
スパイウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Profile%\Application Data\ff.bat
- %User Profile%\Application Data\winet.ocx
(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
- run
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Visual Basic
- 6.0
手順 3
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
- ProxyEnable=1
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
- AutoConfigURL="http://www.{BLOCKED}ear.com/dic.pac"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\policies\Explorer\run
- Windows Update="%User Profile%\Application Data\scvhost.exe"
手順 4
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
- From: EnableHttp1_1=1
To: EnableHttp1_1=1
- From: EnableHttp1_1=1
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
- From: MigrateProxy=1
To: MigrateProxy=0
- From: MigrateProxy=1
手順 5
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Profile%\Application Data\ff.bat
- %User Profile%\Application Data\winet.ocx
手順 6
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_BANKER.MJM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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