Trend Micro Security

TSPY_BANKER.ERA

2012年10月8日
 解析者: Karl Dominguez   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ:
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 スパイウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

スパイウェアは、ユーザ名およびパスワードといったオンラインバンキングに関連した個人情報を収集します。これにより、収集された情報は不正リモートユーザにより悪用される可能性があります。 ユーザが監視サイトのいずれかにアクセスすると、スパイウェアは、キー入力操作情報を収集します。 スパイウェアは、特定の銀行および金融機関のWebサイトで利用されるユーザ名やパスワードなどの個人情報を収集します。


  詳細

ファイルサイズ 922,112 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年10月5日
ペイロード 情報収集

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

スパイウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

情報漏えい

スパイウェアは、ユーザ名およびパスワードといったオンラインバンキングに関連した個人情報を収集します。これにより、収集された情報は不正リモートユーザにより悪用される可能性があります。

ユーザが監視サイトのいずれかにアクセスすると、スパイウェアは、キー入力操作情報を収集します。

スパイウェアは、以下のWebサイトを対象とします。

  • bradesco.com.br
  • netempresa.com.br
  • www.itau.com

スパイウェアは、以下の銀行もしくは金融機関で利用される個人情報を収集します。

  • Bradesco
  • Itau

情報収集

スパイウェアは、SMTPを用いて、自身が収集した情報を以下のEメールアドレスに送信します。

  • {BLOCKED}01@gmail.com

ハッシュ値情報

スパイウェアは、以下のMD5ハッシュ値を含んでいます。

  • dfabc58f7047d5168234a96eaa09398d

スパイウェアは、以下のSHA1ハッシュ値を含んでいます

  • eb45c7f6c9b8936da5244e5a6bbcd5853e089bee


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI OPR パターンバージョン 3.552.04
VSAPI OPR パターンリリース日 2006年7月5日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TSPY_BANKER.ERA」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_BANKER.ERA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください