Trend Micro Security

TSPY_BANCOS.AGE

2012年10月13日

 別名:

TrojanSpy:Win32/Bancos.MB (Microsoft); PWS-Banker!dhf (McAfee); Infostealer.Bancos (Symantec); Trojan-Downloader.Win32.Banload.amvk, Trojan-Downloader.Win32.Banload.amvk, Trojan-Downloader.Win32. (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic.pak!cobra (Sunbelt); Trojan.Generic.3669354 (FSecure)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 741,376 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年7月23日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
process = "{malware path and file name}"

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\GbpSv

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\
Services\GbpSv

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\
Services\GbpSv

スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\GbpSv
ImagePath = "%Program Files%\GbPlugin\GbpSvx.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\
Services\GbpSv
ImagePath = "%Program Files%\GbPlugin\GbpSvx.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\
Services\GbpSv
ImagePath = "%Program Files%\GbPlugin\GbpSvx.exe"

スパイウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\GbpSv

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\GbpKm

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\GbpKm

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\
Services\GbpKm

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\
Services\GbpKm

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{C41A1C0E-EA6C-11D4-B1B8-444553540000}

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services
    • GbpSv
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\Services
    • GbpSv
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\Services
    • GbpSv

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • process = "{malware path and file name}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\GbpSv
    • ImagePath = "%Program Files%\GbPlugin\GbpSvx.exe"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\Services\GbpSv
    • ImagePath = "%Program Files%\GbPlugin\GbpSvx.exe"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\Services\GbpSv
    • ImagePath = "%Program Files%\GbPlugin\GbpSvx.exe"

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_BANCOS.AGE」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • GbpSv
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • GbpKm
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services
    • GbpKm
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet002\Services
    • GbpKm
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet003\Services
    • GbpKm
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects
    • {C41A1C0E-EA6C-11D4-B1B8-444553540000}


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