TrojanSpy.Win32.NEGASTEAL.DOCMP
2020年5月28日
- マルウェアタイプ: スパイウェア/情報窃取型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %User Temp%\PSE11\php
- %User Temp%\devels
- %User Temp%\PSE11\php\modules
- %User Temp%\PSE11
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B
(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
作成活動
スパイウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b.phpe2
- %User Temp%\PSE11\php\php5ts.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bcompiler.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bz2.dll
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B\php.ini
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\engine.php
- %AppDataLocal%\Microsoft\Internet Explorer\MSIMGSIZ.DAT
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\include.php
- %User Temp%\6602078.~ph
(註:%User Temp%フォルダは、現在ログオンしているユーザの一時フォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
手順 1
Windows XP、Windows Vista 、Windows 7、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b.phpe2
- %User Temp%\PSE11\php\php5ts.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bcompiler.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bz2.dll
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B\php.ini
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\engine.php
- %AppDataLocal%\Microsoft\Internet Explorer\MSIMGSIZ.DAT
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\include.php
- %User Temp%\6602078.~ph
マルウェアのコンポーネントファイルの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: - [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
- [ファイル名のすべてまたは一部]に以下のファイル名を入力してください。
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b.phpe2
- %User Temp%\PSE11\php\php5ts.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bcompiler.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bz2.dll
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B\php.ini
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\engine.php
- %AppDataLocal%\Microsoft\Internet Explorer\MSIMGSIZ.DAT
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\include.php
- %User Temp%\6602078.~ph
- [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
- 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
註:ファイル名の入力欄のタイトルは、Windowsのバージョンによって異なります。(例:ファイルやフォルダ名の検索の場合やファイル名のすべてまたは一部での検索)
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: - Windowsエクスプローラ画面を開きます。
- Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
- Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:
- 画面の左隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。
- [コンピューターの検索]に、以下を入力します。
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b.phpe2
- %User Temp%\PSE11\php\php5ts.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bcompiler.dll
- %User Temp%\PSE11\php\modules\php_bz2.dll
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B\php.ini
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\engine.php
- %AppDataLocal%\Microsoft\Internet Explorer\MSIMGSIZ.DAT
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b\include.php
- %User Temp%\6602078.~ph
- ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
註:Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイトをご確認ください。
手順 3
以下のフォルダを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
- %User Temp%\PSE11\php
- %User Temp%\devels
- %User Temp%\PSE11\php\modules
- %User Temp%\PSE11
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B
このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: - [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
- [ファイル名のすべてまたは一部]に、以下のフォルダ名を入力してください。
- %User Temp%\PSE11\php
- %User Temp%\devels
- %User Temp%\PSE11\php\modules
- %User Temp%\PSE11
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B
- [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
- 検索が終了したら、フォルダを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、フォルダが完全に削除されます。
- 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 4.)を繰り返してください。
- %User Temp%\PSE11\php
- %User Temp%\devels
- %User Temp%\PSE11\php\modules
- %User Temp%\PSE11
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B
註:ファイル名の入力欄のタイトルは、Windowsのバージョンによって異なります。(例:ファイルやフォルダ名の検索の場合やファイル名のすべてまたは一部での検索)
Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1 および Server 2012 の場合: - Windowsエクスプローラ画面を開きます。
- Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
- Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:
- 画面の左隅を右クリックし、[エクスプローラー]を選択します。
- [コンピューターの検索]に、以下を入力します。
- %User Temp%\PSE11\php
- %User Temp%\devels
- %User Temp%\PSE11\php\modules
- %User Temp%\PSE11
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B
- 検索が終了したら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、フォルダが完全に削除されます。
- 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 3.)を繰り返してください。
- %User Temp%\PSE11\php
- %User Temp%\devels
- %User Temp%\PSE11\php\modules
- %User Temp%\PSE11
- %User Temp%\devels\ee9e144bc454e4b1171838bacc277c4b
- %User Temp%\PSE11\EE9E144BC454E4B1171838BACC277C4B
註:Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイトをご確認ください。
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Win32.NEGASTEAL.DOCMP」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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