Trend Micro Security

TrojanSpy.Win32.EMOTET.TIABOFDU

2019年10月16日

 別名:

Trojan:Win32/TrickBot.I (Microsoft); RDN/Generic.dx (McAfee); Mal/EncPk-APC (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア/情報窃取型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 258,048 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2019年10月16日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %All Users Profile%\xec\x8a\xa4\xec\x84\x9c\xec\x8a\xb5\xea\xb7\xb8\xea\xb8\xb8\xeb\x85\x80\xec\x9a\xb0\xeb\xa6\xac\xea\xb0\x80\xec\xa6\x90.exe

(註:%All Users Profile%フォルダは、ユーザの共通プロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\All Users” です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\ProgramData” です。)

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\
MFCBind

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\
MFCBind\Recent File List

HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\
MFCBind\Settings

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

不明なレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • Local AppWizard-Generated Applications
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications
    • MFCBind
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\MFCBind
    • Recent File List
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Local AppWizard-Generated Applications\MFCBind
    • Settings

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Win32.EMOTET.TIABOFDU」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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