Trend Micro Security

TrojanSpy.JS.NEMUCOD.BONING

2019年7月23日
 解析者: Noel Anthony Llimos   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: スパイウェア/情報窃取型
  • 破壊活動の有無: はい
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

スパイウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。


  詳細

ファイルサイズ 666,905 bytes
タイプ JS
メモリ常駐 はい
発見日 2019年7月19日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

バックドア活動

スパイウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Update Itself/Replace Initial Script
  • Execute File

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • https: //185.{BLOCKED}.82.15/ho{BLOCKED}le/c644.php

情報漏えい

スパイウェアは、以下の情報を収集します。

  • Process List
  • User Name
  • Domain Name
  • OS Version

その他

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 15.244.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年7月19日
VSAPI OPR パターンバージョン 15.245.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年7月20日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.JS.NEMUCOD.BONING」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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